Jazz日記 in 切羽詰まってバンドマン!《バンドマン小咄 VOL.3》より...

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         切羽詰まってバンドマン!

           ----第197号----

         《バンドマン小咄 VOL.3》


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昭和の時代もまだ中盤辺り、つまり夢に向かってガムシャラに頑張っていれば必ず願いは叶うと信じることが出来た頃。



そして、世の中に存在する様々な職業に関してお上(おかみ)から規制なんてものが張り巡らされなかった頃。



要するに、訳の分からない手続きや禁止要項、許認可などで役人風情が介入して何もかも台無しにされなかった頃。



それぞれの世界に生きる人達にしか分かり得ない、日々の楽しさや生きている歓びを十二分に満喫できた頃。



その満喫感だけで幸せだった頃。




そんな頃のお話。


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さて!


そんなゆるやかな頃、我々が身を置いていたバンドマンの世界はと申しますと。



これが、実に多種多様の人種がうごめいておりましてですね。



どのような人種かと申しますと。



例えば・・・



1.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じるジャズ道に脇目も振らず邁進する者。



2.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じる博打道に脇目も振らず邁進する者。



3.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じるスケコマシ道に脇目も振らず邁進する者。



4.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じる金儲け道に脇目も振らず邁進する者。



5.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じる道を見つけること無く、毎日ただブラブラしている者。



6.キャバレーでの演奏は仕事と割り切り、自分の信じる道が見つからないので、大酒を呑んでは喧嘩に明け暮れている者。




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また、バンドマンの世界に足を踏み入れる前の職業、前職ですな。



これがまた多種多様でして。



例えば・・・



1.前職もなにも、気が付いたらキャバレーで楽器を演奏していた、という「ドサクサ組」



2.音大を出たはイイが、行くあても無く困っているうちにキャバレーのピアノ弾きになっていた、という「なし崩し組」



3.陸上自衛隊中部方面音楽隊で真面目に行進曲でも演奏してりゃ良かったのに、行きつけのキャバレーのホステスと相思相愛の仲になり、
浮ついた気分のまま惚れた女と同じキャバレーに転職した、という「追っかけ組」



4.陸上自衛隊中部方面音楽隊で真面目に行進曲でも演奏してりゃ良かったのに、キャバレーのホステスに入れ揚げたのが運の尽き、
貯金を使い果たしたと同時に女がドロン、ヤケクソ気分をキャバレーの部長に慰められているうちに転職した、という「地獄でホトケ組」



5.父親もバンドマンだし、取り敢えずオヤジと同じキャバレーの舞台で楽器を吹き出した、という「世襲組」



6.国立の超エリート大学に所属して前途を有望視されていたのに、ヘルメットをかぶって火炎瓶投げをしたついでにブタ箱入りし、
挙句の果てに退学処分の憂き目に会い、キャバレーぐらいしか働き口が無かった、という「全共闘バリケード組」



7.何処のどちらで何をなさって居られた方か一向に存じ上げませんが、バンド控室で着替えている時にフト見ると、般若だか鯉の滝登りだか
知らないが、背中一面に嫌っちゅーほど入れ墨を描きまくっている、という「元広域暴力団かも知れない組」



8.世の中の悪と戦うのが仕事のはずが、争い事が苦手な性分から交番勤務を三ヶ月だけして、キャバレーのバンドにバンドボーイとして
応募したのが切っ掛け、という「ポリ公くずれ組」




ハハ・・・




もっと変テコなのもいましたが、このぐらいにしておきましょう。



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さて!


この多種多様なる前職の中で最もバンドマンとして成功を収めているのが、1.の「ドサクサ組」なのです。


他の連中は、音楽以外の職種を経験するだけの余裕がある分、それほど音楽に恋い焦がれていなかったってことなんでしょうね。



音楽に恋して、恋して、恋しまくって、理性も何もかも吹っ飛んで、寝ても醒めても夢うつつ~~~~



音楽と一緒じゃ無きゃー嫌ぁー、音楽と離れ離れになる位だったら、いっそのこと舌噛んで死じゃうんだから~~~




これぐらい惚れてなきゃダメでしょーよ。



「好きこそ物の上手なれ」って言いいますよね。



でも、その「好き加減」が問題でして。




「音楽の為なら如何なる犠牲をも厭わない!」



「人殺し以外だったら平気で何だってする!」



「親が泣こうが、親戚がわめこうが、知ったこっちゃない!」



「すべては自身の音楽が中心だと確信する!」




少なくとも...

これぐらいの覚悟が備わっていなければ、人の心にダイレクトに響く音など出せやしませんって!


言い換えれば...

それぐらい狂っていなければ、人の魂に強烈なインパクトを与える気迫なんて出て来るはずも御座いません!!!



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次号は多種多様の人種と、多種多様の前職だったバンドマンたちの実録秘話でもお届けしますね ♪~θ(^0^ ) 





                   つづく                  
   

              

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# by funky-ts-kr | 2018-04-27 06:24 | Trackback | Comments(0)