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Jazz日記 in 谷殿という男〜なに突っ立てるんだよ!

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昨夜のライブ...




例によって30分ほど遅刻して店入りした俺の目の前に...






善人を絵で描いて、上から温厚を彩ったような顔をした男が一人ポツンと...




『今津さ〜ん!お早う御座いま〜す!』





『あれ?佳乃子は?』




『いえ、まだみたいですよ』




『何かあったんかな?渋滞...まぁ、なんか有ったら連絡してくるやろ』






それにしても...





大きな成長を遂げたスター・トランペッターを迎えてのライブなのに...






久し振りの「再会ライブ」なのに...




バンマスである俺が遅刻するのは別段、驚くこともないし、不治の病なのであるからして仕方ないとしても。




メンバーが誰一人来ていない。




スターに対して失礼だろうが!




ここはバンマスである俺がスターに謝罪するべきだし、それが「筋」というものだ。





だが、謝って済む話でもなかろう!




それに...ステージが始まる前に来れば...いや、俺のバンドはステージが終わるまでに来れば「遅刻」とは言わない。




ということで...





『ヨロシクねぇー!』と握手に『こちらこそ宜しくお願いします!』




礼儀正しいよなぁ...ホント!





谷殿明良である。










俺の大好きなトランペット奏者。



彼ほど笑顔の素敵な男も珍しい。




会った途端...ホッとする




いつ、どこで出会っても...ホッとする




もし...太平洋のド真ん中で溺れそうになりながら、必死に泳いでいる俺の後ろから15メートルを有に超えるサメが追いかけて来ている時に谷殿に出会ったとしよう。




そんな差し迫ったときであっても...



間違いなく俺は...
ホッとする




2006年11月に東京に舞い戻ってから新しい出会いがあったが、そのほとんどは若き多くのジャズ・ミュージシャンたち。




俺みたいな「我の強い」ポンコツを相手に優しく接してくれる。




一度目はね。




これが二度三度と続いていく内にその若きミュージシャンたちの所作が微妙に変化してくる。




その中でも初対面から昨夜に至るまで、谷殿からは同じ空気感しか感じない。




少し変わった所といえば...



感情を...いや、好き嫌いをちゃんと顔に出してくれていた事かな。




デカい声で笑うし...




シッカリ、困った顔もするし...





(このオッサンだけは...ホンマ、メチャメチャやなぁー)的な呆れ顔をもしてくれる。




心を明けっ広げにしてくれている谷殿ちゃん...




(うう...か、可愛い...)






こういう自分の思いを表情に出せる人間は100%信用できるし、すべての面において
「フェア」である!







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ステージが始まる前にいつも通り「俺用の椅子」をセッティングした。




それを見ていた谷殿が...





『僕も座って演奏しようかな』




『お!エエなぁー!気分によって立って吹いてもエエんやし...オモロイがな、フロントが二人して座ってるっちゅーのは!』




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大きなホールは別として、普段の仕事場は狭いライブハウス。




自分のソロが終わってボサーと突っ立てるサックスやトランペットのアホ顔にはいつも興ざめする。




ピアニストがソロを弾いているのに....




ベーシストがソロを弾いているのに...




客席からの死角に突っ立てるだけでも迷惑千万なのに。




同じバンドのメンバーの音に...聴いてるのか聴いてないのか知らんが、薄い表情で身体一つ揺り動くこともない。




観に来てくれているお客さん達にすれば...




(ピアノ...盛り上がらないけど...そんなに大したことないのかな?)




(横で見ているサックスの人も嬉しそうじゃないし...なんとなく笑顔っぽいんだけど)




(初めてジャズを聴きにきたけど...ぜんぜん楽しそうじゃないし、やっぱりジャズって難しいんだろうなぁー)





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日本ジャズ界が衰退の一途を辿っている原因に言及する人が時々いるが...




諸悪の根源がジャズ・ミュージシャンたちに最も多くある事に異論はあるまい。




楽しくもなく、ワクワクもしない。




かと言って、スリル満点どころかスリル減点だし、その上にお喋りしてもいけない。



ミラーボールが回っている訳でもない何の変哲もない白熱電球に照らされた演奏者の難しい顔に、難しい曲の解説。





良いところ?





強いて言えば...








「真面目!」





そんな悪夢の館みたいな所にわざわざ出掛けて行くヤツがいると思うかい?





俺だったら...




絶対に行かない!!!



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by funky-ts-kr | 2018-03-29 11:09 | 素晴らしき仲間たち | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《なんで「切羽詰まってバンドマン!」なの?/前編》


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       切羽詰まってバンドマン!

         ----号外----

   《なんで「切羽詰まってバンドマン!」なの?/前編》 


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俺は、2011年から2016年にかけて足掛け5年間に渡ってメルマガを配信していた。



動機は…



振り返って思い出そうとしたが、人に語れるほどの深い動機なんて無かったと思う。



強いて言えば、作曲するのと同じで「心に溜まった有り余る想いを身体から出してしまいたい」という単純な欲望かな。



排泄行為に近いが、出てきたものが老廃物だけとは限らない。



「美しさに感動したものや悲しさに打ちひしがれたもの」



「寂しさ。切なさ。心の憂い。」




心に刻まれた胸の内には言葉では伝えきれない情感が渦巻いているものだ。




自分の力ではどうすることも出来ない膨れ上がった気持ちに耐えきれなくなり、音楽に助けを求める。




メロディにすることで激しく燃え盛っていた心が沈静して行く。



それを繰り返すことで何とか生き延びて来れたようなものだ。




厄介な話では有るが、他に方法がないのだから仕方がない。




余談になるが、「怒りや憎しみ」特に人を恨む気持ちや嫉妬心が作曲の動機になったことがない。




多分、そういった邪心には音に結びつく要素が含まれてないのでは無いかと思う。






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さて!



メルマガ配信の話に戻ろう。




先ず、最初に配信者に向けて、何項かの条件や資格が記されているのに気が付いた。




読み進んで行く内にひとつだけ引っ掛かる箇所があった。




それは…




発行元に申請希望をするにあたり『先ず、表題(タイトル)を明記する必要が有ります』という欄である。




これには困った。




(タイトル?タイトルねぇー)




(参ったなぁー自分が作った曲の名前も付けられないのに…)




実際、俺が作曲してレコーディングまでしているのに、収録された曲のタイトル、つまり曲名のほとんどはディレクターの某氏が付けていたのだ。




というのも、作曲に関しては、自分自身の欲望のはけ口だから作り終えた時点で充分すぎるほど満ち足りた気持ちで一杯になる。






そう!達成感!




この物事を成し遂げた満足感だけが残り、(俺はなんて幸せ者なんだろう!)ただただ、その幸福感に浸ることが出来るのである。





そして、それと同時に(もう何もしたくない!)どころか(何も考えたくない!)ただ寝転んでボーっとしていたいという欲望に駆られる。




それはそうだろう。




曲を作るなんて、簡単に思う人もいるかも知れないが、三日三晩ピアノに向かい続けるなんてのは当たり前。




気力、活力に精神力を総動員して音楽と立ち向かう訳であるから、膨大なエネルギーが消耗されて心身ともに疲れ果てて当然だろう。




そんな状態の人間にですよ



『曲を作れたことに対しては褒めてやる!さぁ、それでは出来上がった曲にピッタリの曲名を付けてみようじゃないか!』



なんて平気で言う人間など、この世の中にいる筈ないだろう。


と思いたいのが人情というものだ。



だが、悲しいことにビジネスの世界には人情などと云う
甘っちょろい戯言など皆無なのだと云うことが解った。




ところが、心優しきジャズ・ミュージシャンたちを扱うレコード会社(現在でいえば、CD制作、販売、及び著作権など諸々に関する事業をする企業)までもが、ビジネス世界に属していたとは思いもしなかった。





俺が専属契約をしていた「FUNHOUSE」にしても同類で「人情」や「憐れみ」が無いどころか、「そこまで謝るのなら許してあげようじゃないか!」という広い心さえ持ち合わせていないのだから驚く。








『ビジネスというものは厳格かつ過酷で甘えなど許されないのだ!』



『それが、責任ある社会人たる所以で、世間の常識人である以上、それに従わなけれなならない!』





そんなこと急に言われたって困るよね。



こっちにだって事情ってもんが有るわけですし。




そもそも、バンドマン一筋に楽器を吹き続けてきた俺に一般社会だとか世間の常識なんて解るはずないだろうが!








『相手みてモノ言えよ!!!』






         つづく








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by funky-ts-kr | 2018-03-17 15:46 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《学級委員長のどこが悪いの?/後編》


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       切羽詰まってバンドマン!

         ----号外----

      《学級委員長のどこが悪いの?/後編》 


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俺の存在を無視するかのように、目と鼻の先でオカンが同じクラスの女の子たちに寄り添って職員室の場所を尋ねている。




しばらくして、女の子たちに丁重な礼を言ってから、教えられた方角に向かって落ち着いた足取りで、ゆっくり歩き出した。





163センチと云う、母親の年代にしてはかなり高めの身長に、師範学校を主席卒業と云う自信から来る威風。




そして、華道、茶道、書道、3つの師範代というライセンスに裏打ちされた上品な身のこなし。




それに加えて、【私は、今津菊松の娘なのよ!!】という「お爺ちゃんの威光」が、充分な心の支えに成るらしく、ここ一番勝負に出る時には一切の恐怖心が無くなる。







まぁ、あの気品の漂う風貌と、洗練された佇まいを見たら、とても母子家庭の貧乏所帯とは思えんでしょうね。






『貧乏なんは仕方のないことやから別に恥ずかしい事でも何でもないのよ!ただ、貧乏くさいっていうのは論外よ!これは格好悪いし恥ずかしいことなのよ!』




オカンの口癖ですわ。




「貧乏くさい」というのを若い人たちに説明するとすれば…



「投げ銭」で客集めしてる下品な店に、平気な顔して『右や左の旦那様ぁ〜哀れな乞食にぃ〜お恵みを〜』っちゅーて客に小銭をせびってる連中みたいな奴らのことかな。



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家に帰ってきた俺をオカンは笑顔で迎えてくれた。




『学校の先生なんか皆一緒やからね・・・どんな生徒に対しても分け隔てなく平等に!とか、あれ大嘘やし。』




『・・・・・・・・・・・』




『でも、そんなことは別に悪い事でも何でも無いんよ。
先生も人間やねんから好き嫌いが有って当然でしょ?
人間、誰だって好み云うもんが有るからねぇ。仕方ないんよ。』




『・・・・・・・・・・・』




『地球が無くなっても、エコ贔屓や差別だけは無くならないしねぇ。
どうせ、差別されるんやったら贔屓される側に回ってた方が得よ!』




『・・・・・・・・・・・』




『2年生の時に担任やった米田先生みたいな根っからのド助平タイプは扱い易いんやけど・・・
3年生になってからの三船先生は女の先生やから、ちょっと心配してたのよ。
男の子の目立ちたがり屋を心底嫌う女の先生て時々いるからね。』




『・・・・・・・・・・・』




『でもまぁ、今日の様子やったら大丈夫そうやね。
結婚して二人の子供を育ててはるから人並みの苦労もしてるやろし。
学校の先生にしてはベッピンさんやから変なコンプレックスも無いし、
三船先生の旦那さんも小学校の先生をされてるそうやね?』




『いや、知らんけど・・・』




『そう?見た目より気さくな人やよ。
こっちが平身低頭で謝ってたらエラい恐縮して何から何まで全部喋ってくれはったよ。』




『なんで謝ったん?』




『なんでて・・・雅仁が学級委員長になってしもたからやがな!』




『それのどこが悪いのん?』




『アホやなぁ・・・エエ悪いの話と違うのよ。
人に支持されて上に立つ云うのは魅力がある証拠なんよ。
ただ、その魅力を妬ましく思う人も必ず居るということ考えなアカンよ。
出る杭は打たれるて言うでしょ?
急に目立つと面白くないと思う人達も増えるのよ。
昨日、アンタの話を聞いてたらクラスの生徒には相当人気がある云うのだけは解ったんやけど・・・
それを先生がどう思ってるかが心配やったのよ。
通知簿にオール5が並んでたらエエんやけど、実際そうと違うんやし。』




『・・・・・・・・・・・・』




『でも、あんまり関係なかったみたい。
三船先生曰く、今津君はクラスのムードメーカーだから皆の気持ちを明るくするし、
リーダー的存在で面倒見もエエそうよ。
少しばかり脱線するようですが、それは私が軌道修正すれば良いことなので・・・てね!
それにしても、他の先生にもウケが良いのには正直驚いたけどねぇー
結構ウマいこと立ち回ってるやんかぁー!』




『嫌な言い方するなぁー』




『ハハ・・・ゴメン、ゴメン。
まぁ、取り敢えずは援護射撃だけはしといたから安心して学級委員長に専念したらエエやん!』




『そうなん?・・・有難う。』




『はいはい、素直やねぇー』




『うん!それはそうと、なんで着物を着て来たん?』




『ん?着物?...それはねぇ、世間知らずの代表選手と会うには、それなりの格好や接し方が有るのよ!』




『世間知らず・・・て?』




『雅仁は、今そんなこと解からんでもエエのよ。
そのうち嫌でも解って来るんやし。
それより、これからは言葉遣いにだけは気を付けて皆から信頼されるように頑張って下さいよ!』




『わかりました!』





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オカンは「先生」と呼ばれる職業の人間に対しては、一種の差別意識があった。

 
自分が教職に就いていたせいも有るんやろうけど、人を見てくれだけで判断する連中が「先生」と名の付く職種に大勢いると思い込んでいた。

 

中でも「医者」や「政治家」それに「法曹関係者」この辺りはドブネズミの様に嫌っていた。



【清廉潔白】【質実剛健】を美徳とした祖父に育てられたオカンには、世間一般に蔓延る「不条理」をどうしても許すことが出来へんたんやろね。


 

せやけど...

 

もうちょっと融通を利かすことが出来てたら...

 

あんなに苦労ばっかりせんでも済んだのに...

 

て云うか...

 

あと少しだけでも「男」に対して寛容やったら...


 
人生の半分は笑てられたと思う。



厳し過ぎたもんなぁー 



オカンは「男」の基準をお爺ちゃんにした時点でアウトやったんや。



天然記念物は、鑑賞するもんであって、人生の規範になんかにしてしまうとエラい目に会うんよ!!




最後の最後で、やっとオカンはその事に気付いたみたいやった。

 

そら、遅過ぎたとは思うよ。


 
でも...気付かんよりは全然マシやもんねぇー







         つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-03-12 03:29 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《学級委員長のどこが悪いの?》

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       切羽詰まってバンドマン!

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      《学級委員長のどこが悪いの?》 


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当時、俺とオカンの二人は宝塚の小浜という土地に住んでいた。


俺が小学校1年生の三学期から移り住んだんですわ。


田舎丸出しの土地柄で「蛇や蜘蛛」には辟易したけど「亀や川魚」とはエエ関係に成れたんよね。



そろばん塾に通いだしたのが面白くてねぇー・・・


毎日、上達していくのが自分でも解るから楽しくて、楽しくて、仕方なかった。



気持ちが自由になってたせいか、学校でもアホなことばっかり言うてはクラス中の人気者に。



結局は、クラス委員や学級委員長を歴任することと成る訳やけど。



 学級委員長と云えば・・・



【オカン着物姿で陳謝事件 in 職員室/サブタイ;人気も実力のうち言うやん!!】の話をせんとアカンなぁ。



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俺が、初めて学級委員長になった時のことや。



正確に言うと、小学校3年生の二学期。つまり、夏休みが終って直ぐのことですわ。



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(よーし!やったぁー!圧倒的や!)


『うわぁーーーー!!今津君ばっかりやん!』


『ホンマや!なんやこれ!』


『すっごいなぁー』


『うん!凄いわ!』


『一学期よりはオモロなるなぁー』


『当たり前や!』


『ホンマ!一学期はオモロなかったもんなぁー』


『そら、しゃーないわ・・・』


『一学期なんか誰に入れたらエエのんか解からんもん』


『組変えしたばっかりやしなぁ』


『そやから、取り敢えず真面目そうな奴』


『そやから、山本にしたんや!』


『山本は真面目やもんなぁー』


『真面目!真面目!それだけは間違いない!』


『うん!それだけ、やったけどな!』


『他には無いんかい!』


『う〜〜〜〜ん』


『なんかあるか?』


『オモロないこと言わせたら誰にも負けへんやん!』


『そやな・・・悪魔みたいに退屈な奴やからな!』


『ウチのお母ちゃんに山本のこと言うたら、辞書で“退屈”て引いたら“山本”て出てきたて言うてたわ!』


『ホンマか?』


『うん!安全イコール退屈や!っちゅーてたわ』


『俺・・・カビとか見ると山本の顔が浮かぶんや・・・』


『揺れは無かったけど、何も起こらへん毎日て、ダメージが半端やないんやわ・・・』


『やっぱり、人間には笑いが必要なんよー』



 (なんか...みんな、口悪いなぁーメチャクチャ言うとるがな)


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この日は、二学期最初のホームルーム。


学級委員長を選出する日でもあるワケでして。


俺は「確実に狙いに行ってたから・・・」選挙での一方的な得票数を見て、ホッとした。


正しく【圧勝】ですわ。


早速、家に帰ってオカンに自慢たっぷりの報告をせんとアカンわ。キャッ!キャッ!


教育者の息子が学級委員長やもん・・・そら、喜びよるやろ・・・鼻高々やん!


(これで、しばらくはオカンの雷も落ちんやろ!へへぇー、やったー!)




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『オカン!喜んでくれるぅ?』


『なんや?どないしたん?』


『僕なぁ、今日のホームルームで学級委員長になったで!どや!』


『ん?・・・ええっーー?!なんやてぇー?!』


『せやから、学級委員長に成りました!って!』


『この子は!なんちゅうことを・・・
雅仁!アンタ!何したんや?どんなハッタリカマしたんや??』


『なんでやねんな!』


『わかった!賄賂の代わりに記念切手を配ったんやろ?切手帳、見せてみぃ!』


『なにを言うてんねんなぁー、正々堂々、クラス全員の選挙での結果やん!』


『成績と照らし合わせても、学級委員長には程遠いけどなぁー
ハハーン・・・さては、小ネタで稼いだ安物の人気やなぁ?』


『小ネタて・・・ドッジボールやっても最後まで残るんは僕やでぇー
算盤を弾いても一番早くて正確やし』



『そんな、実力の伴わん見せかけだけの人気で同級生を騙してからに・・・
呆れ返ってモノも言えんわ!』



『よーそんなこと言うなぁー。僕、誰も騙したりしてへんよ!』



『ふん!泥棒が自分のこと泥棒て言うか?』



『泥棒て・・・』



『解った!解ったから、もぅ何も言わんでエエ!一生しゃべらんといて!』



『エエッ?なんやねんなぁー』



『アンタは黙っとき!今から、今後の対策を練らんと・・・
まったく、この忙しい時にしょーもない問題ばっかり起こしてからにぃー!』




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それからもオカンの厳しい追及は止むことは無く。


俺の学校での言動や友達付き合いについて、洗いざらい喋らされた。


結局・・・ 


晩ご飯の支度に掛かるまで。


俺が帰ったのは昼前・・・せやから昼ごはんも食べてへん。


飯も喰わさんと「詐欺師呼ばわり」に永遠と続く「イチャモン」が
7時間ですよ!



曽根崎署の尋問やあるまいし、俺が、何を悪いことしたぁ?


クラスの人気者が学級委員長に成るんは、小学校やったら当たり前のことやん!


それを、やれ嘘で固めた生き方やとか、やれ人を笑かしてばっかりの能なし人生やとか。


挙句の果てには『ペテン師を育てた覚えはない!』やもん。



そして、オカンが出した結論やけど。




「選挙は無効!」


「改めて公正なる選挙のやり直し!」




  もぅ、メチャクチャですわ! 





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次の日。


給食が終って校庭でドッジボールをしている俺の目に飛び込んできたのは…


なんと!


校門から運動場に向かって颯爽と歩いて来る、着物姿のオカン。



(いったい...何しに来よったんや?)



俺は、一瞬、夢でも見てるんかと思いましたわ。






             つづく



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by funky-ts-kr | 2018-03-11 13:02 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 《今津雅仁の半生を描いた本》について,,,

この記事はブログのファンのみ閲覧できます

by funky-ts-kr | 2018-03-10 20:26

Jazz日記 in 柏市;ネフェルティティ後記 VOL.2

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テーマ:





2月24日、ネフェルティティにて《今津雅仁トリオ》ライブがおこなわれた。



今津雅仁さんは、超大物テナーサックス奏者、脇を固める若い二人も共に黒っぽくダーティーなサウンドを創り出す・・・



そんなグルーヴィーな演奏を聴きたくて、今回も大勢のお客さんが三々五々と集まってきた。




約14時ころ、彼らはネフェルにやって来てリハーサルを行った。




テナーサックスの音が半端なくでかくて太い!





西川直人さんのオルガンは、スピーカーらしきものが超重くて、ローラーなしには動かせない。




このオルガンの低音部を弾くと、それが厨房まで響き窓がビリビリと音を立てる。




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『モア』からスタートした。



この『世界残酷物語』のテーマ曲は誰でも知っているバラードだが、今津雅仁トリオは、軽快でスウィンギ~



そしてねちっこく泥臭く、そのさじ加減が何とも言えずかっこよく、我々を快感の世界にいざなってくれる。




実に気持ちいい!







『街のうわさ』という曲は、お腹にグワーンと響き渡る愁いのある低音でメロディーをストレートにゆったり唄い、ぼくの大好きなデクスター・ゴードンの『Cry Me a River』のように何回でも聴きたくなる深い深いブルーバラードの曲だ。




アドリブではビブラートにそして、倍音で立体的な深みのあるものに仕立てていく・・・





音楽だけでなく曲と曲の間に大阪弁で愉快なコメントで聴衆を沸かせる今津雅仁さんだが。




実は阪神淡路大震災でお母さんを亡くされ深い哀しみの中で、復興のためのヴォランティア演奏を神戸でおこなったり、その後かなり大きな交通事故に遭われて、引退を余儀なくされたり、等人生の表と裏、甘いも酸いも知り尽くした波乱万丈の人生ゆえに、愁いのある哀しみの音色と明るくスウィンギ~な豪快な音色を同時に出すことができるんだなあと思った。





それは、大胆さと繊細さを持ち合わせたが故に、ある時にはスランプに陥り苦悩し引退・復帰を繰り返したソニー・ロリンズとちょっとダブって見えてしまった。






「人は哀しみが多いほど、人に優しくなれる・・・」という歌詞があったが、今津雅仁さんのテナーサックスの音色の根底にはそんな優しさがある。






それは、40年代50年代の黒人の息苦しさ・生きづらさの中でこそ心に響くジャズが生まれたのとよく似ているなあと思った。






今津雅仁さんは、黒い帽子と黒いサングラスがよく似合う。






ソニー・ロリンズの曲『Everywhere Calypso』は、能天気と思えるほど明るさに満ち溢れたものだが、その中に切なさや悲しみが見え隠れする中南米系の曲だ。





今津雅仁さんは、サクソフォーンを上に下に振り、音楽をヒートアップさせ情熱的なものに創り上げる。





西川直人さんのオルガンのグルーヴィー・サウンドには、心が惹きつけられた。




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特に、ブルース曲とバラード曲での左手でコードを押さえ、そして右手である一音を「これでもかーっ」とぎりぎりのところまでグウィーンと引き延ばすペダル演奏に興奮してしまった。





演奏が徐々にノッテきたら、音数が多くなり重層的なというかゴージャスな音の響きになり、これまた快感に繋がっていく・・・





テナーサックスとの相性がバッチリだ。










原田上総さんのギターも黒っぽい。




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この若いミュジシャンは、ノッテきたら顔を紅潮させ、B・Bキングのように歪んだ音でバリバリにチョーキングを効かせ、泣かせる。





エレキギターはこれだからたまらない。





単音引きは、グラント・グリーンのように黒っぽい歌心に溢れている。





原田上総さんのギターもテナーサックスとの相性がバッチリだ。






最後に、鳴り止まぬ拍手の中、アンコール曲として二曲も演奏してくれた。




『プリーチャー』(ホレス・シルバー作曲)



これはゴスペルや讃美歌等の教会音楽的なもので、ダウン・トュー・アースな黒っぽい今津雅仁トリオに似合っている。





そして、二曲目はななんと《いとしのエリー》ではないか!





ぼくは日本の曲の中ではこれが一番好きで、カラオケでは必ず一曲目に歌う曲だ。





アメリカ南部のミシシッピー川の風景を思い起こさせるようなブルージーで深い深いソウルを感じさせる曲に心が蕩けてしまいそうになった。







最後はいつものように、ミュジシャンと一緒に...

パチリ!




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今津雅仁さんにはまたネフェルで演奏していただきたいなあ...と思う。



【viva 今津雅仁トリオ】より
「ネフェルティティ」オーナー栗田勝利氏



https://ameblo.jp/kurikurijazz/entry-12355747203.html











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by funky-ts-kr | 2018-03-06 09:25 | ライブを終えて... | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 柏市;ネフェルティティ後記

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2月24日


「昔の匂い」が俺を抱きしめてくれた。



柏駅に到着した俺たち...



(ん?迎えの人が見当たらないけど...)



マスターにtel.




『今津です!お早う御座います!駅に着いたんですが・・・』


『ああ、すみません、いつもなら常連が迎えに行くんですが...あいにく今は誰もいなくて...』


『じゃぁ、タクシーで参りますので』



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こういう「うっかり手違い」的なノリって嫌いじゃないんだ😎



だって、人間らしいじゃない



でも、安モンのテレビドラマの世界では...



落ち度・不手際・仕損じ・手落ち・ヘマ・ポカ・ミス・ど忘れ・ウッカリ・遅刻・etc...



こんなのを大声で叱り倒し、見せしめにした挙句、上司はご満悦って...



しくじった奴より(どうだ!社会は厳しいんだ!)てな感じの上役さんに対して怒りとかより、どうしても不憫な気持ちになってしまう...




実際、気の毒な人生だよねぇー




その点...



ジャズ・ミュージシャン169.png(俺はバンドマンという言い方が好きなんだけど)にとって、遅刻にウッカリ、不手際にド忘れって...





それこそ、いつもの風景〜よくある事〜ありふれた光景〜毎日どころか数秒ごとに...




ハハ・・・



だってさ・・・




ヘマやポカをするから人間、可愛げが出て来るんだろ?



ミスに落ち度が重なって崖っぷち状態なんて、滅多に起こったりしないからね!




これをラッキーと言わずして南都雄二!




だってさぁー



やっと
素直に自分の非を認め、心の底から人に謝れる絶好の機会に恵まれたんだもん!



これを「幸運」「果報」「僥倖」「ハッピー」「ツイてんじゃん!」と言わずして...




しょせん、人間なんて、口の中にチャカ放り込まれて思いっ切り硝煙の匂いを味わったりしなきゃ、反省や改心したり、謙虚になれるもんじゃ無いからな!





ん?




今日は何を書くんだっけ???



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懐かしき「昔の匂い」


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俺が、その昔に創ったアルバムやCDを店外、店内に飾り付けをして戴いての「お出迎え」に感無量162.png162.png162.png162.png162.png162.png




ジャズ・ミュージシャンってーーのは...




じゃなくて...俺という人間はですね



おだてりゃ「ノルのよ!」


キャーキャー言ってくれれば
ノルのよ!





バカだから...


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さて...


それでは、このへんで終わりましょうかぁー


ん?


だって、長くなったじゃん!!!



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しょーーがないなぁー


ホント...



みんな、「マイ・マザー」なんだから...




では...




「ネフェルティティ」の偉大なるオーナーである栗田勝利さんが、わざわざ僕たち「今津雅仁トリオ」の為に本当に素敵なライブ後記を記して下さりました。



それを...


「Jazz日記 in 柏市;ネフェルティティ後記 VOL.2」

にて、掲載しますねー


    

        ✌️😎

      






















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by funky-ts-kr | 2018-03-05 08:38 | ライブを終えて... | Trackback | Comments(0)