カテゴリ:切羽詰まってバンドマン!( 30 )

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《なんで「切羽詰まってバンドマン!」なの?/前編》


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       切羽詰まってバンドマン!

         ----号外----

   《なんで「切羽詰まってバンドマン!」なの?/前編》 


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俺は、2011年から2016年にかけて足掛け5年間に渡ってメルマガを配信していた。



動機は…



振り返って思い出そうとしたが、人に語れるほどの深い動機なんて無かったと思う。



強いて言えば、作曲するのと同じで「心に溜まった有り余る想いを身体から出してしまいたい」という単純な欲望かな。



排泄行為に近いが、出てきたものが老廃物だけとは限らない。



「美しさに感動したものや悲しさに打ちひしがれたもの」



「寂しさ。切なさ。心の憂い。」




心に刻まれた胸の内には言葉では伝えきれない情感が渦巻いているものだ。




自分の力ではどうすることも出来ない膨れ上がった気持ちに耐えきれなくなり、音楽に助けを求める。




メロディにすることで激しく燃え盛っていた心が沈静して行く。



それを繰り返すことで何とか生き延びて来れたようなものだ。




厄介な話では有るが、他に方法がないのだから仕方がない。




余談になるが、「怒りや憎しみ」特に人を恨む気持ちや嫉妬心が作曲の動機になったことがない。




多分、そういった邪心には音に結びつく要素が含まれてないのでは無いかと思う。






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さて!



メルマガ配信の話に戻ろう。




先ず、最初に配信者に向けて、何項かの条件や資格が記されているのに気が付いた。




読み進んで行く内にひとつだけ引っ掛かる箇所があった。




それは…




発行元に申請希望をするにあたり『先ず、表題(タイトル)を明記する必要が有ります』という欄である。




これには困った。




(タイトル?タイトルねぇー)




(参ったなぁー自分が作った曲の名前も付けられないのに…)




実際、俺が作曲してレコーディングまでしているのに、収録された曲のタイトル、つまり曲名のほとんどはディレクターの某氏が付けていたのだ。




というのも、作曲に関しては、自分自身の欲望のはけ口だから作り終えた時点で充分すぎるほど満ち足りた気持ちで一杯になる。






そう!達成感!




この物事を成し遂げた満足感だけが残り、(俺はなんて幸せ者なんだろう!)ただただ、その幸福感に浸ることが出来るのである。





そして、それと同時に(もう何もしたくない!)どころか(何も考えたくない!)ただ寝転んでボーっとしていたいという欲望に駆られる。




それはそうだろう。




曲を作るなんて、簡単に思う人もいるかも知れないが、三日三晩ピアノに向かい続けるなんてのは当たり前。




気力、活力に精神力を総動員して音楽と立ち向かう訳であるから、膨大なエネルギーが消耗されて心身ともに疲れ果てて当然だろう。




そんな状態の人間にですよ



『曲を作れたことに対しては褒めてやる!さぁ、それでは出来上がった曲にピッタリの曲名を付けてみようじゃないか!』



なんて平気で言う人間など、この世の中にいる筈ないだろう。


と思いたいのが人情というものだ。



だが、悲しいことにビジネスの世界には人情などと云う
甘っちょろい戯言など皆無なのだと云うことが解った。




ところが、心優しきジャズ・ミュージシャンたちを扱うレコード会社(現在でいえば、CD制作、販売、及び著作権など諸々に関する事業をする企業)までもが、ビジネス世界に属していたとは思いもしなかった。





俺が専属契約をしていた「FUNHOUSE」にしても同類で「人情」や「憐れみ」が無いどころか、「そこまで謝るのなら許してあげようじゃないか!」という広い心さえ持ち合わせていないのだから驚く。








『ビジネスというものは厳格かつ過酷で甘えなど許されないのだ!』



『それが、責任ある社会人たる所以で、世間の常識人である以上、それに従わなけれなならない!』





そんなこと急に言われたって困るよね。



こっちにだって事情ってもんが有るわけですし。




そもそも、バンドマン一筋に楽器を吹き続けてきた俺に一般社会だとか世間の常識なんて解るはずないだろうが!








『相手みてモノ言えよ!!!』






         つづく








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by funky-ts-kr | 2018-03-17 15:46 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《学級委員長のどこが悪いの?/後編》


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       切羽詰まってバンドマン!

         ----号外----

      《学級委員長のどこが悪いの?/後編》 


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俺の存在を無視するかのように、目と鼻の先でオカンが同じクラスの女の子たちに寄り添って職員室の場所を尋ねている。




しばらくして、女の子たちに丁重な礼を言ってから、教えられた方角に向かって落ち着いた足取りで、ゆっくり歩き出した。





163センチと云う、母親の年代にしてはかなり高めの身長に、師範学校を主席卒業と云う自信から来る威風。




そして、華道、茶道、書道、3つの師範代というライセンスに裏打ちされた上品な身のこなし。




それに加えて、【私は、今津菊松の娘なのよ!!】という「お爺ちゃんの威光」が、充分な心の支えに成るらしく、ここ一番勝負に出る時には一切の恐怖心が無くなる。







まぁ、あの気品の漂う風貌と、洗練された佇まいを見たら、とても母子家庭の貧乏所帯とは思えんでしょうね。






『貧乏なんは仕方のないことやから別に恥ずかしい事でも何でもないのよ!ただ、貧乏くさいっていうのは論外よ!これは格好悪いし恥ずかしいことなのよ!』




オカンの口癖ですわ。




「貧乏くさい」というのを若い人たちに説明するとすれば…



「投げ銭」で客集めしてる下品な店に、平気な顔して『右や左の旦那様ぁ〜哀れな乞食にぃ〜お恵みを〜』っちゅーて客に小銭をせびってる連中みたいな奴らのことかな。



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家に帰ってきた俺をオカンは笑顔で迎えてくれた。




『学校の先生なんか皆一緒やからね・・・どんな生徒に対しても分け隔てなく平等に!とか、あれ大嘘やし。』




『・・・・・・・・・・・』




『でも、そんなことは別に悪い事でも何でも無いんよ。
先生も人間やねんから好き嫌いが有って当然でしょ?
人間、誰だって好み云うもんが有るからねぇ。仕方ないんよ。』




『・・・・・・・・・・・』




『地球が無くなっても、エコ贔屓や差別だけは無くならないしねぇ。
どうせ、差別されるんやったら贔屓される側に回ってた方が得よ!』




『・・・・・・・・・・・』




『2年生の時に担任やった米田先生みたいな根っからのド助平タイプは扱い易いんやけど・・・
3年生になってからの三船先生は女の先生やから、ちょっと心配してたのよ。
男の子の目立ちたがり屋を心底嫌う女の先生て時々いるからね。』




『・・・・・・・・・・・』




『でもまぁ、今日の様子やったら大丈夫そうやね。
結婚して二人の子供を育ててはるから人並みの苦労もしてるやろし。
学校の先生にしてはベッピンさんやから変なコンプレックスも無いし、
三船先生の旦那さんも小学校の先生をされてるそうやね?』




『いや、知らんけど・・・』




『そう?見た目より気さくな人やよ。
こっちが平身低頭で謝ってたらエラい恐縮して何から何まで全部喋ってくれはったよ。』




『なんで謝ったん?』




『なんでて・・・雅仁が学級委員長になってしもたからやがな!』




『それのどこが悪いのん?』




『アホやなぁ・・・エエ悪いの話と違うのよ。
人に支持されて上に立つ云うのは魅力がある証拠なんよ。
ただ、その魅力を妬ましく思う人も必ず居るということ考えなアカンよ。
出る杭は打たれるて言うでしょ?
急に目立つと面白くないと思う人達も増えるのよ。
昨日、アンタの話を聞いてたらクラスの生徒には相当人気がある云うのだけは解ったんやけど・・・
それを先生がどう思ってるかが心配やったのよ。
通知簿にオール5が並んでたらエエんやけど、実際そうと違うんやし。』




『・・・・・・・・・・・・』




『でも、あんまり関係なかったみたい。
三船先生曰く、今津君はクラスのムードメーカーだから皆の気持ちを明るくするし、
リーダー的存在で面倒見もエエそうよ。
少しばかり脱線するようですが、それは私が軌道修正すれば良いことなので・・・てね!
それにしても、他の先生にもウケが良いのには正直驚いたけどねぇー
結構ウマいこと立ち回ってるやんかぁー!』




『嫌な言い方するなぁー』




『ハハ・・・ゴメン、ゴメン。
まぁ、取り敢えずは援護射撃だけはしといたから安心して学級委員長に専念したらエエやん!』




『そうなん?・・・有難う。』




『はいはい、素直やねぇー』




『うん!それはそうと、なんで着物を着て来たん?』




『ん?着物?...それはねぇ、世間知らずの代表選手と会うには、それなりの格好や接し方が有るのよ!』




『世間知らず・・・て?』




『雅仁は、今そんなこと解からんでもエエのよ。
そのうち嫌でも解って来るんやし。
それより、これからは言葉遣いにだけは気を付けて皆から信頼されるように頑張って下さいよ!』




『わかりました!』





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オカンは「先生」と呼ばれる職業の人間に対しては、一種の差別意識があった。

 
自分が教職に就いていたせいも有るんやろうけど、人を見てくれだけで判断する連中が「先生」と名の付く職種に大勢いると思い込んでいた。

 

中でも「医者」や「政治家」それに「法曹関係者」この辺りはドブネズミの様に嫌っていた。



【清廉潔白】【質実剛健】を美徳とした祖父に育てられたオカンには、世間一般に蔓延る「不条理」をどうしても許すことが出来へんたんやろね。


 

せやけど...

 

もうちょっと融通を利かすことが出来てたら...

 

あんなに苦労ばっかりせんでも済んだのに...

 

て云うか...

 

あと少しだけでも「男」に対して寛容やったら...


 
人生の半分は笑てられたと思う。



厳し過ぎたもんなぁー 



オカンは「男」の基準をお爺ちゃんにした時点でアウトやったんや。



天然記念物は、鑑賞するもんであって、人生の規範になんかにしてしまうとエラい目に会うんよ!!




最後の最後で、やっとオカンはその事に気付いたみたいやった。

 

そら、遅過ぎたとは思うよ。


 
でも...気付かんよりは全然マシやもんねぇー







         つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-03-12 03:29 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in 「切羽詰まってバンドマン!号外」より《学級委員長のどこが悪いの?》

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       切羽詰まってバンドマン!

         ----号外----

      《学級委員長のどこが悪いの?》 


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当時、俺とオカンの二人は宝塚の小浜という土地に住んでいた。


俺が小学校1年生の三学期から移り住んだんですわ。


田舎丸出しの土地柄で「蛇や蜘蛛」には辟易したけど「亀や川魚」とはエエ関係に成れたんよね。



そろばん塾に通いだしたのが面白くてねぇー・・・


毎日、上達していくのが自分でも解るから楽しくて、楽しくて、仕方なかった。



気持ちが自由になってたせいか、学校でもアホなことばっかり言うてはクラス中の人気者に。



結局は、クラス委員や学級委員長を歴任することと成る訳やけど。



 学級委員長と云えば・・・



【オカン着物姿で陳謝事件 in 職員室/サブタイ;人気も実力のうち言うやん!!】の話をせんとアカンなぁ。



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俺が、初めて学級委員長になった時のことや。



正確に言うと、小学校3年生の二学期。つまり、夏休みが終って直ぐのことですわ。



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(よーし!やったぁー!圧倒的や!)


『うわぁーーーー!!今津君ばっかりやん!』


『ホンマや!なんやこれ!』


『すっごいなぁー』


『うん!凄いわ!』


『一学期よりはオモロなるなぁー』


『当たり前や!』


『ホンマ!一学期はオモロなかったもんなぁー』


『そら、しゃーないわ・・・』


『一学期なんか誰に入れたらエエのんか解からんもん』


『組変えしたばっかりやしなぁ』


『そやから、取り敢えず真面目そうな奴』


『そやから、山本にしたんや!』


『山本は真面目やもんなぁー』


『真面目!真面目!それだけは間違いない!』


『うん!それだけ、やったけどな!』


『他には無いんかい!』


『う〜〜〜〜ん』


『なんかあるか?』


『オモロないこと言わせたら誰にも負けへんやん!』


『そやな・・・悪魔みたいに退屈な奴やからな!』


『ウチのお母ちゃんに山本のこと言うたら、辞書で“退屈”て引いたら“山本”て出てきたて言うてたわ!』


『ホンマか?』


『うん!安全イコール退屈や!っちゅーてたわ』


『俺・・・カビとか見ると山本の顔が浮かぶんや・・・』


『揺れは無かったけど、何も起こらへん毎日て、ダメージが半端やないんやわ・・・』


『やっぱり、人間には笑いが必要なんよー』



 (なんか...みんな、口悪いなぁーメチャクチャ言うとるがな)


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この日は、二学期最初のホームルーム。


学級委員長を選出する日でもあるワケでして。


俺は「確実に狙いに行ってたから・・・」選挙での一方的な得票数を見て、ホッとした。


正しく【圧勝】ですわ。


早速、家に帰ってオカンに自慢たっぷりの報告をせんとアカンわ。キャッ!キャッ!


教育者の息子が学級委員長やもん・・・そら、喜びよるやろ・・・鼻高々やん!


(これで、しばらくはオカンの雷も落ちんやろ!へへぇー、やったー!)




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『オカン!喜んでくれるぅ?』


『なんや?どないしたん?』


『僕なぁ、今日のホームルームで学級委員長になったで!どや!』


『ん?・・・ええっーー?!なんやてぇー?!』


『せやから、学級委員長に成りました!って!』


『この子は!なんちゅうことを・・・
雅仁!アンタ!何したんや?どんなハッタリカマしたんや??』


『なんでやねんな!』


『わかった!賄賂の代わりに記念切手を配ったんやろ?切手帳、見せてみぃ!』


『なにを言うてんねんなぁー、正々堂々、クラス全員の選挙での結果やん!』


『成績と照らし合わせても、学級委員長には程遠いけどなぁー
ハハーン・・・さては、小ネタで稼いだ安物の人気やなぁ?』


『小ネタて・・・ドッジボールやっても最後まで残るんは僕やでぇー
算盤を弾いても一番早くて正確やし』



『そんな、実力の伴わん見せかけだけの人気で同級生を騙してからに・・・
呆れ返ってモノも言えんわ!』



『よーそんなこと言うなぁー。僕、誰も騙したりしてへんよ!』



『ふん!泥棒が自分のこと泥棒て言うか?』



『泥棒て・・・』



『解った!解ったから、もぅ何も言わんでエエ!一生しゃべらんといて!』



『エエッ?なんやねんなぁー』



『アンタは黙っとき!今から、今後の対策を練らんと・・・
まったく、この忙しい時にしょーもない問題ばっかり起こしてからにぃー!』




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それからもオカンの厳しい追及は止むことは無く。


俺の学校での言動や友達付き合いについて、洗いざらい喋らされた。


結局・・・ 


晩ご飯の支度に掛かるまで。


俺が帰ったのは昼前・・・せやから昼ごはんも食べてへん。


飯も喰わさんと「詐欺師呼ばわり」に永遠と続く「イチャモン」が
7時間ですよ!



曽根崎署の尋問やあるまいし、俺が、何を悪いことしたぁ?


クラスの人気者が学級委員長に成るんは、小学校やったら当たり前のことやん!


それを、やれ嘘で固めた生き方やとか、やれ人を笑かしてばっかりの能なし人生やとか。


挙句の果てには『ペテン師を育てた覚えはない!』やもん。



そして、オカンが出した結論やけど。




「選挙は無効!」


「改めて公正なる選挙のやり直し!」




  もぅ、メチャクチャですわ! 





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次の日。


給食が終って校庭でドッジボールをしている俺の目に飛び込んできたのは…


なんと!


校門から運動場に向かって颯爽と歩いて来る、着物姿のオカン。



(いったい...何しに来よったんや?)



俺は、一瞬、夢でも見てるんかと思いましたわ。






             つづく



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by funky-ts-kr | 2018-03-11 13:02 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」7

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   切羽詰まってバンドマン!

     ----第119号----

   《八代亜紀との想い出》 


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八代亜紀との演奏ツアーも慣れてくると同時に楽しみの方が多くなってきた。




本当に「心」から《八代亜紀ショー》を楽しんでいた。



でも...


ツアーにアクシデントは付きもの。



いつ、何が起こるか解ったもんじゃない。




_________________________________________


あれは、九州ツアーの時だったと思う。




夏の真っ盛り。




日中の気温もその夏のピークに達していた。





俺たちバンド一行は先に会場入りして各自トレーニング。




田舎町ではよくあることだが、この時の会場は中学校の体育館。




音響や照明が使う莫大な電力を学校全体のありとあらゆる所から引っ張って来ていた。




勿論、そんなことは八代さんも俺たちバンドも、そして漫才のセントルイスも知ったっこちゃない。


※ 《八代亜紀ショーには当時、漫才コンビのセントルイスが同行していた》



_________________________________________


いつも通りにファンファーレと共に幕が上がる。



一曲目から快調に歌を披露する八代亜紀。



(なんか、冷房の効きがもひとつやなぁ・・・)




隣の高見さんが俺の顔色を見て取ったのか。




『今津くん、今日は暑いね。こんな日もあるけど我慢して頑張りましょうね!』



『えっ?あ、はい!』





高見さんという人は時々、人の心を見透かすような事をサラリと言ってのける。



まったく、油断も隙もない。

__________________________________________


ショーが中盤に差し掛かった時。



急にバンドのサウンドに異変が起こった。



と同時に会場全体が真っ暗闇に。



(ん?な、なに?)



数秒後、体育館の電気が点灯した。




それまでの仮設照明が演出する豪華さは無くなり...



蛍光灯独特の間抜けな色だけがステージ...



いや会場全体を照らした。



完全に電源が落ちてしまったのだ!



八代さんはマイクで一生懸命に何か喋っていたが...



もちろん誰の耳にも聞こえない。



困った顔をこちらへ向ける八代さん...



泣き出しそうな表情に「どうしよう?」と読み取れた...その瞬間!!!




ピアノの与那城さんが何かを弾きだした。




すると、隣に座っていた高見さんがスクっと立ち上がり、ボサノバの名曲「コルコバード」のメロディを吹き出した。



そう!



与那城さんの弾いていたのは「コルコバード」のイントロだったんだ。


軽やかにテナーを吹きながら、高見さんは舞台のド真ん中まで歩いて行く!!!


そして、舞台狭しと踊りながらテナーを吹きまくる!!!


さっきまでの《八代亜紀ショー》が、瞬く間に《高見延彦ショー》に様変わりしてしまったのだ!!!



(え?なになに...これって、どーなってるの?)





ポッカーーーーンとした瞬間!



俺は叫んでいた!!!




『うわー格好エエー!』




思わず口から出た言葉はそれだけ。




電気を使えないベースが鳴らないのに気が付いた俺はベーストーンを吹き始めた。




それに呼応するかのようにサックス・セクションはハーモニーを付ける。



いつも主役の八代さんが立っている位置でサックスを吹いていた高見さんが俺たちの方を振り向き。



ニコッ!!!




俺は...マウスピースを咥えながら...
(格好エエ!!!)





いつのまにか...



「アコースティック・ジャズ・バンドの大演奏会」が始まっていた。

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そして...


「コルコバード」が終わった瞬間。



ピアノの与那城さんが弾きだしたイントロは。




なんと・・・




カウント・ベイシーの「ワン・オクロック・ジャンプ」だった!





   つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 23:38 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝...しばし休憩

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  切羽詰まってバンドマン!

    ----第65号----

《コンサートで居眠りしてたら、チック・コリアが肩を叩いて起こしてくれた!!》 


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盛大に幕を開けた「チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエバー大阪公演 / 1974」



前年のラテン色の強かったバンドからロック色を前面に押し出した今回のバンド。




♬ズンズンチャ!♬ズンズンチャ!♬ズンズンチャ!♬ズンズンチャ!



♬ピロリロリン!♬ピロリロリン!♬クキャッキャー!♬クキャッキャー!




♬ハケトジャリー!♬チミョムレソー!♬ミョキュゴンバー!♬ソマケゴピュー!



♬ホレミ~ヤ!♬ホレミ~ヤ!♬イ~ワンコッチャナイヤンケー!!!



♬ツイデニ!ツイデニ!♬キャー!!!!!!!!




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大阪に来て、こんなことされてもねぇ・・・



聴衆の殆どが付いて行けてなかった感じ。




レコードだけが唯一の頼りである日本のジャズファンにとって、当時の米ジャズシーンの
急激な変化に即時対応をしろと言う方がどだい無理な話。




なんせ、他所へ出張って因縁を付けては喧嘩を吹っかけ、戦争路線へひた走るアメリカと、
暴力反対を売り文句にゼニ儲け....

じゃなかった、高度経済成長路線をわき目もふらず真っ直ぐに走り続けてた日本ですもん。

 (山口組と越後屋?)




そんな日本とアメリカの音楽家や音楽ファンの考え方にも天と地ぐらいの差は出ますわな。




と申しましても、かなり前の話ですけどねぇ・・・



どないな頃かと申しますと。



『えーーーー!!時は元禄十五年!パン!パン!』



(いや、そんな前と違うけど・・・)



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1960年代後半


北と南に分かれて、より一層の激しさを増したベトナム戦争。




戦火は広がったまま治まる気配すら無く、戦いは泥沼化の様相を呈しながら1970年代に突入。




アメリカ本土では反戦運動による社会不安や景気の混乱が国民の心に浸透し、その影響は音楽界にも飛び火して行った。




フォーマルな演奏形式のクラシックとは違い、時代をそのまま反映する音楽であるジャズにとって、目まぐるしく変わるアメリカの社会状況はジャズ界はもとより、主役であるジャズ・ミュージシャンたちの心にも大きな波紋を広げていた。





アメリカの影響をモロに受ける日本に於いても体制に反発する学生運動は盛り上がりを見せたが、桜田門の強大な力の前には到底、敵う筈もなく学生及び運動家の皆さん揃って「ブタ箱」へと移動。






一般社会やマスコミの大人たちになんやかんやと文句を言われながら、終息の一途を辿った。




(お昼のワイドショーでもスクエアな八代英太だけじゃなく、青島幸男中山千夏も投石する学生をボロクソに言うてましたわな...覚えてまっせー♡)






そんな日本国の学生運動も「連合赤軍」の凄惨な事件が明るみに出たりなんかして。




世に言う・・・




「総括」~

「リンチ」~

「浅間山荘での篭城」~

~「完全実況テレビ中継」~

~「赤軍派 VS 機動隊の銃撃戦」~

~「デカい鉄球で山荘ガッシャーン!」~

~「酷寒の中でカップヌードルをすすってた機動隊の皆々様に...」~

~「嫌っちゅうほどドツかれながら・・・」~

~「やっぱり、皆さん揃ってブタ箱行きー!」




多数の死傷者を出した割には実りの無い・・・





て云うか「武力衝突」っちゅうのは最悪のシナリオを以って終焉の時を迎えるのがスタンダードなんですなぁ。



____________________________________



そして・・・




1973年






ベトナム平和協定がパリで調印され、女郎屋の元締めであるニクソン大統領は出兵させた
アメリカ軍をベトナムから撤退させた。






と申しましてもですねぇ・・・この後もベトナム戦争は続き、1975年までイケイケの連中が
北と南に分かれて真っ向からガンガン殺り合ったんですから・・






いやはや、もぅエエ!っちゅう位、根が深かったんですなぁ・・・この戦争は。



____________________________________



一方、我が国では・・・




「四畳半襖の下張事件」で作家・野坂昭如がパクられたり・・・



「としごろ」で山口百恵が歌手デビューしたり・・・




ならず者集団・読売巨人軍がセ・リーグ9連覇をゴリ押しした報いとして善良なる
阪神ファン
から神聖なる鉄拳制裁を巨人の選手だけでなく、なんと太っ腹!
取材陣にまでプレゼントされたり・・・と・・・ハハ(汗)





(ガラ悪ぅー!...まぁ、エエか)


____________________________________



そんな、1973年ですわ。




ふぅー   ( ゚Д゚)y─┛~~




さて!



ベトナム戦争からシレーっとフェーズアウトした、米帝国!



アメリカ・ジャズ界に目を移してみると・・・




ジャズ界の帝王マイルス・デイビスがロックビート一色の「ビッチェズ・ブルー」なんかを世に出しまして・・・


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『グルグルグル~・・・お、俺のデカいグラサンがよぅ、げ、げ、現代ジャズの証なんじゃー!』と、「犬神家の一族」のスケキヨばりの嗄れた声でマイルスがうめいたかと思うと・・・




『何を言うてまんねん!あんたのグラサン、どっからどう見ても仮面ライダーでんがな!!!』と、大声で一発カマしたウエイン・ショーターは、かねてから目を付けていたゲーハーの
ジョー・ザビヌル
に言い寄って「ウエザー・リポート」を結成すると、サッサと録音に取り掛かる始末。






『ええー、そうなん?じゃぁー、ぼ、僕も・・・やってイイよね』

そんな気の弱いチック・コリアは、訳の解らん「サークル」と云う前衛バンドを解散して、マイルスバンドスタン・ゲッツのバンドで一緒にピンハネされながら、コキ使われていたメンバー達に片っ端から電話を掛けまくって・・・





『ねぇ、僕さぁ、今度バンド作ろうと思ってるんだ!ううん!今度のはハチャメチャじゃ無いよー!だからさぁ、もし良かったら一緒にやんない?』



『僕...ピンハネなんかしないしね。だから、だから、安心してイイんだよ!』



『ねぇ・・・いいでしょ?』




とまぁ、強引に「リターン・トゥ・フォーエバー」をレコーディングした。


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かつての兵隊が活躍し出した事を知った帝王マイルスは・・・



『ぐ、ぐっそー!あ、あ、あいつら、俺のおかげで有名になれた事も忘れやがって・・・
お、俺のこのデカっーーーいグラサンがぁ~~~だ、だ、だ、黙っちゃいねぇ!覚悟しやがれ!』




相変わらずのスケキヨ声で憤懣やるかたない帝王ちゃんは、取り敢えず、子分のハービー・ハンコックを拉致し、イリノイ州の地下倉庫に監禁状態にしているうちに・・・




ア~ラ不思議!アラ不思議!




机の上には、かの問題作「オン・ザ・コーナー」が出来上がっているではあ~りませんか!


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そんな事とは露知らず・・・電気楽器の導入に異を唱える孤高のピアニスト、マッコイ・タイナーに至っては・・・




『おまーりゃ、な~んも解っちゃいねーべさ!』
質流れ品の琴を見つけて嬉しさのあまり
ヨダレが止まらなくなっていた。




そして・・・



彼は「サハラ」を録音する時に『ジャズに電気なんぞ要らねーだ!』と大声で叫びながら何を思ったのか、サックスのソニー・フォーチュンの土手っ腹を蹴り上げたのだ!!!


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驚いたのは、バンド・メンバーの仮登録を終えたばかりのソニー・フォーチュン



腹を抑えながら『おめぇー!なにするだ!』と怒ったフォーチュンの目に飛び込んで来たのは・・・



琴を小脇に抱えて、アフリカ民謡「ケニアの大漁節」の唸り声と共にスタジオ狭しと踊り狂う孤高のバンドマン!


孤高のバンドマン「マッコト・イナタイナー」の勇姿であった。


......................................................................................................................................................




そんな、糞ややこしい場面に靴音高く現れたのが・・・



「メガネのパリ・ミキ」
御用達ミュージシャンで有名なピアニスト、ハービー家の貰われ子・ハンコック!!






『ワシら、アフリカ回帰とか言うてる場合じゃ無いじゃろがぁ?
おぉ!今はよぅ、アメリカの銭で飯食うとるいうんを忘れとりゃせんか?のぅ!』




『おーーー!誰かぁ思うたら、ハンコックじゃないのー!おまぁーマイルス部屋に監禁されちょったんやねーべさ?』




『おぅ!あのマイルスのオジキの変態趣味には敵わんわい!わしゃ、愛想も小想も尽き果てたけぇのー!』




『はぁーーーー!いんやぁー、なぬすろ無事で良かったげなぁー!ギョへへー』




『それよりのぅ、マッコイ!わしゃのぅ、この前【セクスタント】っちゅうレコードを吹き込んだけぇ、聴いてくれぃや!のぅ!』



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『ひょやぁー!そんたらことぉー!はぁーーー!聴くべさ!聴くべさ!』





『しかしのぅ、これからはゼニ儲けの時代じゃけぇ!
今年中にウレ線バンドを結成してのぅ、もぅ一発レコーディングするけぇ!
まぁ、見ちょれ!題名はのぅ・・・
【ヘッド・ハンターズ】っちゅうんどぅー!のぅ!どがいじゃ?』



a0214566_16085086.jpg

『銭っ子かぁ・・・けんどよぅ、ジャズっちゅうのはだぎゃー・・・
つんまりは、アフリカ回帰んではねぇべさ?』




『バカこのぅー、いつまでも物々交換しとってどぅするんない?白人のオナゴをキャー!キャー!言わして銭を稼ぐんじゃ!ほいでよぅ、ウマい飯喰って、マブいスケ抱いて、ワシらその為に生まれて来たんじゃけぇー、のぅ!』




『そ、そ、そんなこと・・・オ、オラにクッチャべっても・・・』





____________________________________________________
____________________________________________________



『ん?・・・あんた・・・確か・・・チック・コリアのコンサートで寝てる所を出演者である
チック・コリアに起こされたんと違うかったん?』



『そうやけど・・・』



『そうやけど・・・や無いがな!早よ、その話せんかいな!!デタラメばっかり並べてんと!!』



『ま、まぁ、そんなに急かさんとって・・・』



『なにぃー!!!ほな、埋めよかぁー?』




『・・・・・・・・・・・・・・・・・』



   (汗・・・)





   つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 15:48 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」5

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   切羽詰まってバンドマン!

     ----第100号----

   《八代亜紀との想い出》 


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「Soul Step New Sounds」




「ソウル・ステップ・ニュー・サウンズ」




新編成されたビッグバンドの名前である。




ハハ・・・(汗)




それにしても・・・




欲張りな名前ですなぁ。




誰が付けたんや?



と思っていたら。




バンマスの吉澤さんが考案して来たバンド名(ドッタラコッタラ・ニュー・オーケストラ)に物言いが付き、メンバーみんなの意見を総合して命名された、という話・・・らしい。




ん?



(なんか、怪しいな)と感じた俺と坂本っちゃんでメンバーに聞いて回ったら。




「吉澤さんの考えた名前がダサい!」と、物言いを付けたのは、このバンドのスタープレイヤー高見さんだった。




メンバーみんなの意見と云うのは、高見さんの「物言い」をニコニコ笑いながら横で相槌を打ってたピアノ&アレンジャーの与那城さん、の事らしい。




そして、言うまでもなく、意見を総合して命名したのは高見さん!





その現場に居合わせたボーヤ(バンドボーイ/ミュージシャン個人の弟子では無く、バンドそのものに付いた弟子のこと)の健二が喋った内容が余りにも可笑しくてバンドのメンバーは勿論のこと、この時の様子が関西のバンドマン連中に知れ渡るのに二、三日掛からんかったんやそうで。




(ホンマ・・・バンドマンは「喋り」が多いわ・・・)

_________________________________________

『そんなこと言われても・・・』



と、口を尖らせ+小声+ブツクサ+半泣き+状態キープがバンマスの吉澤さん。



『なんでもエエから、ワシの言うこと聞きなはれ!』(高見親分)



『ククククク』(与那城の叔父貴)




『なぁ!与那ちゃん!今時、ニュー・オーケストラて、戦前のバンドや無いんやからー。

第一やねぇ、ウチのバンドは4番トロンボーンと4番トランペットが居りまへんねんで。

そんな歯抜けのバンドにオーケストラて・・・

恥ずかしないんでっか?大嘘吐いて!

ワシは嫌でっせーハッタリカマしながら後ろめたい思いするんは!』



『ククククク』




『それより、ニュー・オーケストラの前に付いてるそのドッタラコッタラ云うんは何でんねん?
ええっ?恐ろしいセンスしてまんなぁー!





『ククククク』




『もぅー!ビックリしますわぁー!吉澤はん、あんた何処で生まれなはったんや?ハルピンでっか?それともシベリアでっか?


満州事変とか知ってるんやおまへんかぁ?あんた一体いくつでんねん?

戦後の生まれとちゃいますやろ?』



『クゥーーーー!!クックックックククク』




『ようそんな田舎臭い名前が思い浮かびまんなぁー!

ええ?

この様子やとオチオチしてられへんわ!

それこそ、ワシ等ステージで演奏するのにどんな格好させられるか今から気が気や無いわ!

まさか、シルクハットに燕尾服ちゃいましゃろなぁー?

言うときまっけど、ワシ等チンドン屋で雇われたんやおまへんねやから・・・』



『クククゥーーー!!!クワックククククーー!!!



『ホンマ、解ってんのかいなー

もぅ、ワシ・・・なんか嫌んなって来たなぁー

これ以上オカシなこと押し付けられるんやったらワシ辞めさせて貰いまっさかいな!』




『ほらほら、高見やん辞める言うてるでぇー・・・なぁ、吉澤ちゃ
ん、このバンドのスタープレイヤーが居らへんようなったら
困るんは君やで、ん?ちゃうか?』





『与那城さん、ほな、僕、どないしたら宜しおまんのでっか?』
_________________________________________

何の罪も無いバンマスの吉澤さん・・・


いや、誰にも相談せんとバンド名を決めた時点で「犯罪者」になってたんやろねぇ。



可哀想に・・・


まぁ、でも...しゃーないですわなぁー


バンドの世界は「上手い者が正義」やから・・・




   つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 06:10 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」5

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  切羽詰まってバンドマン!

    ----第99号----

  《八代亜紀との想い出》 


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俺は、この新しいビッグバンドの入団テストに目出度く合格した。




ひょっとしたら、今まで受けたテストの中で一番の成績やったんと違う?




そらそやわなぁ・・・




なんせ、生まれてこのかた、あんなに楽譜相手に真剣になったんは初めてやったもん。




イイ演奏をするとか、どったらこったらよりも隣にいる高見さんを怒らさんように身体中の全神経を集中させて演奏したんやから。




エラいもんで・・・5人のサックスが奏でるメロディ&ハーモニーは完璧に一つになってました。




それも、メチャ難しいカウント・ベイシー・オーケストラの譜面のサックス・ソリ辺りがよ。




吹いてる俺自身がサブイボ(鳥肌)立ちまくってたんやから。




『ヒャー!このバンドのサックス・セクションは超一流やねぇー!!』




ドラムセットの位置から吉澤さんのデカい声が聞こえてきた。




その声を遮る(さえぎる)ように高見さんは後ろを振り返り・・・




『ふん!当たり前でんがな!サックス・パートは関西で一番エエのだけを集めはったんでしょ?他のパートと一緒にされたら困りますわ!』




(うわぁー・・・気ぃ強いなぁー・・・また、デカい声やぁ・・・ハハ・・・)

__________________________________________



『これから宜しくね!なんや楽しくやって行けそうやし、ねっ!』



『はい!』





別れ際の高見さんの言葉が意外なほど優しく響いた。



此の日の高見さんは終始「紳士的」で、俺の方が恐縮するほど。



噂で聞いていた「乱暴者」という雰囲気など微塵も無く、どちらかと言えば、気の利いたジョークを飛ばす知的なセンスの良いミュージシャンといった印象。




ただ・・・蒸せ返るような「ジャズの匂い」と、迸る(ほとばしる)ような「今を生きるエネルギー」には圧倒されたけど。



後にも先にも初めてですわ、あんな人。

__________________________________________________

高見さんたち先輩ミュージシャンと別れてから、俺と坂本っちゃんは一杯呑みに行くことになった。




『今津ちゃん、高見さんに気に入られたみたいやんか、なぁ、良かったやん!』




『うん、なんか解からんけど、ずーーっと笑てはったし・・・』




『あの人が機嫌エエのん見たん初めてやわ。て言うか、高見さんの笑顔て・・・なぁ・・・あんなに笑う人やったとは・・・』




『はぁ?』




『3番ラッパの奴もビックリしてたわ。“さっき、高見さん、笑ってましたよね?” て・・・なんか、目の錯覚かと思ったんやて』




『・・・・・・・・・』




『いや、何回か一緒に仕事してるんやけど、高見さん、いっつも苛ついてはるから、みんなビビってしもてるし・・・勿論、僕もやけど』




『・・・・・・・・・』




『控え室では、他のメンバー居るのにバンバン嫌味言うてるし、それも聞こえよがしに・・・そんで、ステージでは4番テナーをガンガン蹴ってるし・・・テレビの撮りでも全然関係ないんよぉー』




『それそれ!今日もいつ蹴りが入るか、もぅ高見さんの左足が動かへんか、気になって、気になって、しょーが無かったわ』




『僕、高見さんが両足動かさんと演奏してるの見たん初めてやわ。トップラッパの仲川さんも、そんなこと言うてはった』




『う~~~~ん、なんか解からんようになって来た。さっきまではメチャクチャ緊張してたし・・・う~~ん、なんやろ?』




『それはそうと、自分、八代亜紀のバックバンドの話はエエのんか?』




『あっ!そやった!』




『カハハハハハーー!!!忘れてはるわ、この人』




『ああ、どないしょー?』




『まぁ、エエやん!八代亜紀のショーはメッチャ楽しいんやから!他のその辺の歌手なんかとは比べもんに成らへんよ!いや、ホンマに!』



__________________________________________


高見さんの事で頭が一杯になってたお陰で、八代亜紀の話がどっか行ってしもて・・・



でも、俺の心の中ではもぅそんな事どーーでも良くなっていた。



       つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 05:46 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」4

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   切羽詰まってバンドマン!

     ----第98号----

   《八代亜紀との想い出》 


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「オバはん的ビャンドミャン」に「でも&しか的ビャンドミャン」




こんなのと同じ空気を吸いながらイイ演奏家になれと云う方がどだい無理というもの。




朱に交われば赤くなるの諺どおり、すーぐ真っ赤かに成ります。




だって、その方が楽なんだも~~~ん。




俺がバンド業界に入った頃にはバンドマンの絶対数も限りなく多かった。





従って、良いミュージシャンの数も多けりゃ、ヒドいのもそれはそれは沢山いた。





どんな世界も一緒だと思うが、名実ともに第一人者の地位で輝いているのはホンの一握りで、
残りの90%近くは何かが欠けている輝けない大勢の人間で占められている。





関西バンド業界にも超一流のミュージシャンは居たが、それこそ「雲の上」の存在でしか無かった。




喫茶店や楽屋の噂話にはしょっちゅう登場するが、一体全体どこで何をしているのやら見当も付かなかった。




会ってみたいという気持ちと、なるべくなら会いたくないという気持ちが調度、半分半分。




ん?




ああ・・・





噂話の中に登場してくる「雲の上」の大御所ミュージシャンには、必ずと言っていい程「メチャクチャ恐ろしい人」という形容がオマケで付いていたからね。





そして、その中でも「テナーの高見さん」には「怖い」だの「恐ろしい」だのという形容詞に加えて、「乱暴」「無法」「獰猛」「凶悪」「粗暴」などといったキラビヤカな名詞のオマケまで添付されていた。



高見さんの名誉にかけて言うが...


上記の形容詞、及び名詞はあくまでも「噂」の域を出ない!


後で知ることに成るが、高見さんは教養溢れる人物であり、あらゆる発想において天才的な方である。


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『もぅー、デカい声出さんといてぇなぁ・・・ビックリするやんかぁー』




『せ、せやけど、今、言うたやん!テナーの高見さんが、どったらこったらて・・・』




『どったらこったらや無いがな、大スターの高見さんやでぇー今津ちゃん、勉強になるやん、なぁ!』




『ちょ、ちょ、いや、あのね、勉強て・・・あっ!ひょっとしたら、高見さんてセカンド・テナーで来はるんと違う?』




『あんなぁー、もぅ・・・テナーのポジションはセカンドと4番の二つしか無いんやで。
今津ちゃんが4番で引っ張られてるんやったら、高見さんがセカンドに決まってるやんか!』




『あ、そうか・・・』



『フフ・・・何やったら、今津ちゃんがセカンド吹いたら?高見さんには4番に回って貰て。豪勢な4番テナーやけど、ッププ』




『なにがオカシイのん?』




『いや、いっぺんでエエから見てみたいなぁーて思てな。若手ナンバーワンで売出中の今津ちゃんの横で4番の譜面を吹いてる高見さんの姿・・・』




『想像できる?』




『うん、でも、4番の位置からやと蹴り入れるんが大変やわ。ほら、そやろ?こうしてやなぁ、右足で蹴らなアカンから、面倒臭いなぁ・・・うん、やっぱり、いちいちテナーを上げてから、こうして、ドーーーンっちゅう感じかな?カカカー』





坂本っちゃんの下品な笑い顔を見ながら、ふと、帰ったろかな?と思った。



____________________________________________________________

ロビーのドアが開いてサングラスのチリチリパーマの顔が見えた。




『ああー!ここに居ました!ラッパとテナーの二人です!』




ホールに向かって言ったと思ったら、『自分ら、こんな所で休憩してんと早よこっち来んかいなぁーもう皆さん集まってはるんやで!』




『あ、すんまへん!今そっちへ行こうと思てたとこですわ!』




(嘘吐けー!ホンマ・・・坂本のヤツ・・・エエ加減なことばっかり・・・)




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ステージにはビッグバンド用の譜面台がセットされていた。




俺が一番端っこの譜面台の前に立っていると、浅黒い顔をしたザンバラ髪の真ん中分けの人が近寄って来た。




『テナーの人ですね?僕、高見と云います。宜しく!』




『はい!今津雅仁と申します。宜しくお願い致します!』




『ハハ・・・そんなにしゃちこ張らんと・・・オモロイなぁ・・・』




『はい!』




『どうぞ、横に座って下さい。』




『はい!お邪魔致します!』




『ハハ・・・若いんですよね、確か。』




『はい!19歳です!』




『うわぁー!若いなぁー!イイですねー!ハキハキしてますねぇー!』





(ん?なんやぁ?礼儀正しい人やなぁー)



(それに...あんまり怖いことないし・・・)




そう...



この時はね。






        つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 05:23 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」3

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   切羽詰まってバンドマン!

     ----第97号----

   《八代亜紀との想い出》 


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1970年代、関西バンド業界に於いて「テナーの高見さん」の名前を知らぬ者など誰一人いなかった。



ここで、その当時のバンド業界の話をしよう。



バンドの世界はミーハーだ。








その中でも二流~二流半くらいのバンドに所属しているミュージシャンに限ってミーハー度も高くなる。








三流キャバレーの三流バンドとなるとミーハーどころか、明るい話題など何一つ無いから暗さだけが先行して話に成らない。





人生の敗残者を地で行っている。





その点、一流バンドとの交流がある二流~二流半くらいのバンドのメンバーには希望がある分だけ、浮かれた奴(チャラいのも含めて)が多く存在する。





と言うより、もぅ殆どのバンドマンが浮世離れしていると言ってイイ。





加えて、お喋り好きなのもこれまた非常に多い。





とにかく、よく喋る。






音楽の話だけならまだしも、音楽以外の話題・・・それも優雅で上品な話題から、低俗で下品な話題まで、内容も多岐に渡る。





よく喋りまくるという点では、近所の「オバはん」の日常と何ひとつ変わらん。





情けない話だが、事実である。





喫茶店にダベリに行っては噂話に花を咲かせる。





よっぽど厳しいリーダーの下で音楽道に精進するか、或いはジャズキチのメンバーが揃っているか、でない限りは噂話大好物の「オバはん的ビャンドミャン」なんよ。




何故、そんな現象が起こるのか?




勿論、入団したバンドの環境が大きく左右するのではあるが、それより以前のバンド業界に入った経緯の方に問題があるようだ。





学生時代にちょっとばかし音楽にのめり込んだのが原因で単位を落とし、大学にも行かずにダラダラしているうちに何となく業界入りしたとか。





友達同士でアマチュア・バンドを組んでいた時に、たまたま先輩から誘われたキャバレーのトラ仕事が楽しくて、いつの間にかキャバレー・バンドに入り浸って・・・気が付いたら5年が経過していたとか。





事情については皆それぞれだが、だいたいが「楽に金儲けが出来る!」と錯覚したまま、そのままズルズルと・・・というパターンが大半だ。





他にも...





(なんか、格好エエやん!)




(職場には若いナオンちゃんが多い!)




(朝早く満員電車に乗らなくて済む!)




(夕方まで寝てられる!)




フザケるな!




こんな不届き千万な考え方で、一端のバンドマンとして世の中を渡って行ける筈も無い。




でも・・・




多かったのよ。




こういった不心得者が。

__________________________________________
____________________




それと・・・





「でもしか先生」的な考えの奴も結構いた。





(バンドの世界に入っては見たが・・・オレの技量や才能から推し量っても、これ以上の出世は望めんな・・・)



(出世などして何になろうか!それより大切なのは職場環境だろ?此処のキャバレーのメンバーは、みんな知り合いだし、職場は気楽。オッサン(バンマス)も小煩くないし・・・)




(バンド《でも》やってみるかぁ?っちゅう軽~~~い気持ちで此の世界に入ったし・・・)





(気が付いたらバンドの道《しか》残されてなかったんや!)





この両名が「でも&しか先生的ビャンドミャン」てな具合かな?





この手のバンドに於ける「音楽的風紀」には問題が山積している・・・ことぐらいは容易に理解できるでしょう?






        つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-14 03:31 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 高見延彦列伝「八代亜紀との想い出より..」2

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   切羽詰まってバンドマン

     ----第96号----

   《八代亜紀との想い出》 


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今回の新ビッグバンドの話はやね、ナンバのグランドキャバレーを箱にして、そこで思いっ切りジャズを演奏するのが仕事と聞いた・・・よね?





でも、ラッパの坂本さんの話では・・・



箱バン結成するのに、わざわざ与那城さんや高見さんみたいなビッグネームを
引っ張って来る訳が無いやろ?との事。




ていうか、与那城さんて誰?




高見さんて誰やのん?




ビッグネームなん?




そんなことはどーーーでもエエねん!





それより何より、今回のビッグバンドは、八代亜紀の専属バンドなん?




それも、八代亜紀が関西方面で公演する時の為・・・



いや、関西方面と云う事はやね、関西より西、及び南方面も含まれるんやわ。



っちゅうことは、紀伊半島、山陰、山陽、四国、九州、これ全部やわ。


絶対に!



どないしょう?エラいこちゃ!



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『今津ちゃん、ホンマに知らんかったんやなぁ・・・』



『・・・・・・・・・・』



『なんや?顔が真っ青やでぇー・・・自分、大丈夫か?』




『・・・・・・・・・』



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俺は、今までの経緯を順を追って思い出していた。



先ずは・・・吉澤さんからの電話の内容。




大阪方面で新たにビッグバンドを編成するのでメンバーを集めている、らしいという話。




なんでも、そのビッグバンドが入る箱はナンバのグランドキャバレー、らしいという話。




そして、その箱での演奏内容は思う存分ジャズを演奏できる、らしいという話。




その恵まれた環境を活かす為に関西バンド界の中でも腕利きのジャズマンに声を掛けている、らしいという話。




ジャズの真髄であるアドリブソロに関しても、ソロプレイヤーとして名の通ったミュージシャンを集めている、らしいという話。




その有名でゴキゲンなプレイが望めるミュージシャン達がトップ、セカンドのポジションに続々と顔を揃え、「夢のオールスター・ビッグバンド」の幕開けも間近に迫っている、らしいという話。




その「夢のオールスター・ビッグバンド」の4番テナーとして一緒にやりませんかぁ?っちゅう話やったわなぁ?




ギャラに関しても、俺が最年少(19歳)であり、ポジションも4番テナーではあるが、誰もが納得できるギャランティーを
確保するので何の心配にも及ばない!任せて下さい!っちゅう話で御座んしたわなぁ?



ん?



ちょっと待てよ。




落ち着いて、よーーーーーーく考えてみましょかねぇー





お調子者の坂本っちゃんの言葉や無いけど、そんな夢みたいな話、実際に有るやろかしら?

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『そんな深刻な顔してんと、なぁ!』




『ん?ああ・・・』




『せやけど・・・何で吉澤さん、今津ちゃんに八代亜紀のこと言わへんかったんやろなぁ?』




『ん、ああ・・・』




『あっそうか!堺の「王将」に出入りしてる連中から聞いたんちゃうか?今津ちゃんがガッチンガッチンのジャズキチやて!

ていうか、今津ちゃんの噂、そこら中でよぅ聞くからなぁ・・・なんせ、若いし、よぅ吹くし、それに鼻っ柱も強いから・・・』




『・・・・・・・』




『心配せんでも此処のキャバレーでの箱バン演奏の仕事もするらしいから、なぁ、大丈夫やて!ジャズの勉強も出来ると思うで。

何しろ、ピアノの与那城さんはジャズ理論バッチリの人やし。それに天下の高見さんも来はるんやもん、なぁ!』



『高見さん?』





『そや!高見さんやがな、知らんワケ無いわな!あれ?今津ちゃん、高見さんと面識ないの?』



『ん?楽器は?』




『はぁーーーー?もぅ、エエ加減にしぃやー!関西でバンド稼業やってて、高見さん言うたらテナーに決まってるがな!


天下の天才テナー奏者、高見さん!

何やったら言うたろかぁ?あの人は、若い時分から関西の一流バンドを渡り歩いてるから度胸満点やし、とにかく、怖いもの無し!

武勇伝にしても、数え切れんぐらい残ってるんよー・・・

それに、あの大胆不敵な面構えやもん!

面と向かって口答えする奴なんか誰一人として居らへんわな!

まぁ、手が早いっちゅうか、気に入らんことが有るとメンバーとかバンバン殴ったり、ボカボカにド突き回したりはするけど・・・

今津ちゃんも暴力事件の噂の一つや二つは・・・』




『ええーーーーーーーー!!!』  Σ(゚д゚ノ;)ノ

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今日、2つ目の驚愕の事実ですわ。

アカン・・・仏滅や・・・ (ー▽ー;)




    つづく

              

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by funky-ts-kr | 2018-01-13 23:50 | 切羽詰まってバンドマン! | Trackback | Comments(0)