カテゴリ:或るバンドマンの話( 4 )

Jazz 日記 in いったい何処へ・・・

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ミュージシャン、物書き、カメラマン、イラストレーター、漫画家、etc...




みんな、20年前の方がちゃんとギャラを貰っていた!




では・・・





いったい何処へ流れて行ってるんだろう?





本来、支払われなければイケない「ギャラ」は・・・





5歳の子供にでも解るように、説明してくれないか?





まぁ、呆れるほど日本という国は、ゼロから何かを生み出す職業の人間に対して「冷酷」ですね。





クリエイティブな仕事を選んだ方が悪いのか・・・


(僕自身がクリエイティブな仕事をしているかどうかは別にして)








実に、情けない。







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日常生活そのものがアドリブです!



《切羽詰まってバンドマン!》






ペーソスに満ちた物語をユニークなタッチで描いて行った【実録小説/哀愁編】が無事終了。





現在は「日本ジャズ界の知られざるタブーに挑む!」という、未だかつて誰も書けなかった「新分野」に挑戦中!






※愛読者コメントより・・・


『心の底から笑える私の人生にとって何よりも貴重な日。


それは・・・


《切羽詰まってバンドマン!》の発刊日です!!』 





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by funky-ts-kr | 2013-10-20 04:57 | 或るバンドマンの話 | Trackback | Comments(0)

Jazz日記 in いわきの村重さん

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福島県いわき市に俺の親友で、村重さんと云う音楽家が居る。



とてもファンキーな奴で・・・




『笑い』のセンスも抜群に良い・・・




本当にイカしたミュージシャンでね!






俺は、彼のことが大好きで・・・




何回か彼の自宅に宿泊してジャズについて語り合ったりした。  

 


勿論、夜を徹してね。

 


彼は俺より年上なんだけど、何故か俺に対しては常に敬語なんよ。

 


でも、滅多矢鱈に気が合うもんやから二人揃うとアホな事しか言わんのよね。

 


俺がボケると、彼がツッコミ入れる。




 
その「間の良さ」「絶妙なタイミング」は、そのへんの漫才コンビなんかじゃ敵わんと思う。




「村重家」は、若くて綺麗な奥さんと可愛い息子の三人暮らし。

 



誠実で心優しい彼の家庭は、傍で見てても「幸せ」そのものだった。

 



それが・・・

 


あの、けったくそ悪い地震と津波や!!

 



人の「幸せ」をメチャクチャにしやがって!!

 



くっそー!!

 


自然災害?

 


ふざけるな!!

 


何の権利があって「温かい家庭の幸福」をぶち壊すことが出来るんや?

 


俺は、何日も何日も悩んだ。

 


海沿いに住んでいた彼に電話をすべきか・・・

 



はっきり言う!!




『怖かった・・・』



『ホンマに怖かったんや・・・』




 

有っては成らない『奴の死』を知るのが・・・




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先日・・・と言うても百年も前と違うのは解って貰えるやろ?

 



地震&津波で大被害を受けた、思い切って村重さんに電話をした。

 





「リリリリリリリーン」




 
ん?

 


ああ・・・そんな風に聞こえた・・・




俺には。

 


電話を取る音がするなり・・・








『今津さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!村重で御座いますぅ〜〜〜!!』





(そらそうやろ・・・俺は君に掛けてるんやから・・・)





『お久しぶり御座いますぅーお元気でしたかぁ?』 





(それは、こっちのセリフやろ?)




『アハハハハハハハハ〜まさか、今津さんに電話を戴けるとは夢にも思いませんでしたぁ〜〜〜〜嬉しいです!!!ねぇ、今津さん!!』

 




断っておくが、ここまで俺は一言も喋れてない・・・





「え〜〜〜っと、悪いけど・・・俺にも喋らせてくれるか?」





『あっ!やっぱり今津さんだったんですね?ああ、良かったぁー!間違い電話だったら大変なことに成るところでしたよぉ〜〜〜お互い元気で何よりですねぇー』






『ちゃうがな・・・』






「えっ?ちゃうがな、と申しますと・・・今津さん、ご病気でもなさったんですか?それで、どこを悪くされたのですか?入院とか・・・では、今、病院からわざわざお電話を?それは誠に申し訳ありませんです!!」






「エエか?悪いけど、5秒だけ黙っててくれるか?」




「えっ?如何なされました?何か不都合なことでも?」





「うん!出来ることなら、俺も喋りたいんやけど・・・エエかな?」






「どうぞ!どうぞ!思う存分、お喋りになって下さいまし!でも、本当に嬉しいですよぉ〜着信の名前を見て、思わず!うぁ〜今津さんからだぁーって、信じられなかったですもん!!そうでしょう?今津さんもそう思うでしょう?」





『楽しそうやね・・・』





「『それはそうですよ!なんと申しましてもですよ、天下の今津さんから直々にお電話を戴いたのですから・・・いやぁー本当に有難う御座いますです!!それで、今は何処の病院に入院して居られるのですか?』





『ん?・・・見舞いにでも来てくれるの?』





『そんなことは当たり前で御座いますです!は〜い!』





アフガニスタンでも?』





『えっ?外国ですか?じゃぁパスポートとかが要りますね?困ったなぁ・・・津波でぜ〜んぶ流されてしまいましたから・・・』





『よし!これで、やっと本題に入れるな!』




『本題と申しますと?』





『俺が、どれだけ心配してたか解るかぁ?mixi の友達に安否を問い合わせて、君が無事やと聞いた時は、もう嬉しゅうて嬉しゅうて涙が止まらんかったんやで!』






「・・・・・・・・・・・」





『ましてや君の家は思いっ切り海沿いや!俺も君の家に泊まったから、よう知ってるがな!アカン!絶対にアカン!親子三人津波もろとも海に・・・そう思たら、もぅ、怖くて電話も出来へんかったんや!』





『はい!すみません・・・』






『別に謝ることは無いがな・・・それで、大丈夫やったんか?』





『はい!それはもう全然、大丈夫でした!家は無くなりましたけど!』





 『はぁ・・・?』




『ですから、家とか、家財道具とか、みんなやられましたけど!』





『そしたら、全然、大丈夫や無いがな・・・それで、奥さんと息子は?』






『はい!元気で生きて居りますです!沖縄で!』






『今、なに言うたぁ?・・・沖縄ぁ?』






『はい!正真正銘の沖縄です!自分は父親の事務所で寝泊まりして居りますです!』




『混じりっけ無しの沖縄?』






『はい!純粋培養の沖縄で御座います』





『ほな、一家離散やがな』





『そんな、人聞きの悪いことを・・・』






『いや、ちゃうがな・・・離れ離れになって生活してるんやろ?』






『はい!もぅ、それは仰る通りで御座いますぅ〜』





『エエかぁ?落ち着いて、よう聞きや!』





 『さっきから、ずっと、聞いて居りますが!』





『合いの手は要らんから!』





『あら、寂しい・・・』






 『寂しさだけを追い求めぇ〜♬』






『歩いた距離は何千里ぃ〜♬』






『ここで会ったが百年目ぇ〜♬』





 『さぁ、どうする!どうする!』





『どうしましょう?』





『ふ~~~あのなぁ・・・」




『はいはい!』




『はい!は1つでエエの!』





『あら、寂しい・・・』





 
『長いこと留守して、寂しい思いさせて悪かったのぅー!とか言うてる場合や無いやろ!』




『すみません』




 「まぁ・・身体は離れ離れになっても心が一緒やったらエエんやけどな』




『はい!お陰様で、3つの心は繋がったままで御座いますです!』




『心〜とぉ〜心がぁ〜♬』





『千切れるよ〜なぁ〜♬』





『歌はどうでもエエねん!』





『いえ、今津さんが唄うから・・・』




『俺が?』





『貴方が!』






『いつ、何時?』





『ええっと・・・今日は7月20日の21時20分ですから・・・』




 





と、まぁ・・・





こんなアホみたいなやり取りが有りまして。

 

※断って置きますが、この会話については「一切の脚色なし」ですからね。

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いや、正確に申しますと・・・




深刻な会話も・・・

当然、御座いました。





 涙あり、笑いあり、

 人生っちゅうもんはエエなぁ・・・





しみじみと思える一時を与えてくれた村重さんに


感謝!感謝!



 


ああ・・・



また・・・



村重さんに逢いたなって来ましたわ・・・




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日常生活そのものがアドリブです!


ペーソスに満ちた物語をユニークなタッチで描いて行った【実録小説/哀愁編】が無事終了。

現在は「日本ジャズ界の知られざるタブーに挑む!」という嘗て無い新分野に挑戦しています。



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by funky-ts-kr | 2011-09-04 03:59 | 或るバンドマンの話 | Trackback | Comments(0)

Jazz 日記 in 俺のライブに来た「アメ公」

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by funky-ts-kr | 2011-06-26 08:44 | 或るバンドマンの話

【時効や!!】大昔の話ですわ・・(知り合いのバンドマン編)

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あるバンドマンの若い頃の話ですわ。



 
バンドの世界へ入って2年くらい経った頃・・・



 
ビッグバンドのトラ(エキストラのこと)で、森進一ショーのバックをしてた時・・・

 


そのビッグバンドのマネージャーが舞台の袖に来て、大きな画用紙みたいな紙に「◯◯さん!ヤバい!逃げろ!」て書いたのを見せながら、大きな口を開けて首を上下に振ってるのが見えた。

 


そのバンドマンの名前が書いてあって、充分に心当たりが有るもんやから・・・

 


バンマスの人に・・・



「すんません!ちょっと、急ぎの用が出来たんで、失礼します!」


言うて・・・

 



何を思ったか、楽器をイスの上に置くなり、ステージから飛び降りて客席の中を一目散に走り出したんですわ。



「なんで、そんな事しましたん?」



「マネージャーが知ってるゆう事は、舞台の裏手には連中が居るゆう事やろ?」



「連中て?」




「ザーヤクや!」




「うわっ!また、なんで、ザーヤクなん?」




「ザーヤクの女に手ぇ出したから!」




「なるほど!」


 


客席を走り抜けて、重いドアを開けて受付の女の人に・・・




「すんません!これ、預かって下さい!」

 



着ていた上着を渡して、正面入口を出ようとしたんや。




「また、なんで?上着を?」




「ビッグバンドのお揃いの上着やで!真っ赤っかーのユニホームやで!」




「あらら・・・」




「目立ってしゃーないがな!」




「そやね・・・」

 



そして、正面入口のドアを開けた途端。 




『どこ行くんや!』

 


野太い声が聞こえて、振り向くと・・・




『えっ!』

 


エラいパンチの利いた顔したオッサンが二人して寄って来ましてなぁ・・・
 



『アカンがな!兄ちゃん!』




『そやそや!仕事中にどこ行くねんなぁー』




『あっ!はい!ちょっと、急ぎの用で・・・』




『そうかぁーワシらも急ぎの用があんねん!一緒やなぁー』




『そうですか・・・では、失礼しますぅー』




『ちょっと待ったらんかい!!
◯◯◯! 』




『はいーーーー!!』




『やっぱりな!ワシらの用は、お前にあんねん!』




 
そのまま、ベンツの黒塗りに押し込まれてしもて。




『ここで、大人しゅうしてるんやで!』

 



一人が、仲間の皆さんを呼びに行きはって・・・

 



全員揃た所で、『出発進行!!」』

 



車の中では、皆さん・・・終始無言でねぇ・・・

 



(嫌な雰囲気・・・)

 



40分も走ったかな。

 


玄関の上に「◯◯興業」てデカい木彫りの表札が掲げてあって。



『入らんかい!』




『失礼します!』


 


中に入ったら、両脇の壁の上にズラーーーっと赤い提灯が掛けてあったな。





「なんで・・・提灯なん?」




「知らんがな・・・」




「他には?」




「お前、なんか・・・興味本位で聞いてるやろ?」




「いえ・・・そんなことは・・・」




「ちょっと、疲れた・・・もうエエやろ?」




「なんでぇなぁー・・・今からがエエとこやん!」




「エエとこぉー?お前、シバくぞ!」




「またぁー」




「とにかく、今日は気分が乗らん・・・はい!オシマイ!!」




「アチャー!!」




            つづく ・・・かも





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by funky-ts-kr | 2011-06-17 23:33 | 或るバンドマンの話 | Trackback | Comments(4)