Jazz日記 in 忘れてはいけないこと・・・

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今年に入ってから色々と慌ただしい動きが続き、俺自身ペースを崩しているようだ。

 

昨年までの『これが俺の生き方や!ほっとけ!』で済まなくなって来ているのが主な原因である。

 


東京都内、横浜近辺で『ライブ活動を再開しますので、宜しく!』と名乗りを上げた訳であるから、当然それに見合った反響は出て来る。

 



反響と云っても、『待ってたよ~』といった暖かい物もあれば・・・




『また、鬱陶しいのが戻って来やがったぞー!!糞ったれがぁー!!!』といった楽しい物もある。


 


俺の悪いクセで、暖かい物よりもどちらかと言うと楽しい方に興味をそそられ、パネルディスカッションとまでは行かなくとも、何らかの対話に発展する切っ掛けを戴けたことに感謝してしまう。




 

そうこうするうちに、『ライブ活動を再開しますので、宜しく!』と頭を下げてお願いした事を忘れて『だい@たい#が$やなぁー#ギャ!&+なにぃ!!”=;:コ☓ラー&#お&前~#¥>¥』と云う本来の目的とは全く別の好ましく無い状況下で意味のない孤軍奮闘をしている《今津雅仁》が居ることに、ふと気付く!






 

そのような時、以前は・・・




『今ちゃん!ダメダメ!あんなの相手にするんじゃ無いよー!』




『今津よぅ!お前の出る幕じゃ無ぇから引っ込んでろ!代わりに俺が出張って、あのゲスどもを一人残らず痛ぇ目に遭わせて来っから、お前はジャズに専念してな!解ったか!この唐変木!!!』




・・・といった《今津雅仁・命ファン》が傍に居てくれたのだが・・・


 


いつの間にやら・・・み~んな天国へと召されてしまった。



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今朝、メルマガ小説を書いている時に「王道」という言葉を使っていることに気付き・・・




(あれ?このフレーズ・・・何処かで聞いた覚えが・・・う~ん・・・何処やったかなぁ?)

 


 
しばらく考えた末に・・・

 



(思い出した・・・彼の日記だ!)

 


直ぐさま、彼の日記を読みなおした。




(有り難いことだ!)


(こういうファンに支えられている事を忘れては駄目だ!)

 
(俺の珠宝である事も・・・)






俺の大切な友人で有り、これからの道標(みちしるべ)と成ってくれている。


《俺にとって掛け替えの無い、真のファン》である古城氏の日記を転載させて戴きます。




 
ご一読願えれば幸いです。



    不乙

          今津雅仁





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「学問に王道なし」

 
という有名な言葉がある。

 


王道というのは、儒教においては正道。人徳による統治のことをさす。

 


対義語は覇道。武力による統治をさす。

 



なので、かなり長い間、 ~学問というものは、この道をたどりなさいという道はなく、自分の道を進めばいい~ という風にその意味を取り違えていた。


 


某宗教団体がラジオCMで 「一番の近道は『地道』ですよ」 ということを言っていた。



「学問に王道なし」とは正にそのような意味で、学問を究めるためには王家の者でも特別に用意された近道があるわけではないということだ。



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昨日は待ちに待った、今津雅仁のライブの日だった。


 
3月の九州ツアーのライブは素晴らしかった。

 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1697422759&owner_id=542221


 
今回も、その時同席した元同僚が大感動していたので誘ってみたら、二つ返事で参加を表明。旦那様まで一緒に連れてきてくれた。


 
3月は一緒に聴くことが叶わなかったが、その時にも佐世保の別会場に今津さんたちのライブを観に行っていて、その時に「結婚行進曲」を演奏してもらった新婚の友人も、福岡に再度転勤になって戻ってきていたので、今回は一緒に。


 


また、別の元同僚の娘さんが、高校の部活でテナーサックスを演ってるということで、是非、今津さんの音にも触れて欲しいと思い誘ってみたら、参加することになった。

 

ライブが始まる前、元同僚の旦那さんがジャズのことはよく知らんから分からんかもしれん、と漏らしていた。




「分からんくても楽しめればいいんですよ。そして、もし楽しめんかったとしたら、それは主催者やミュージシャンにも楽しませるだけのものがなかったということです」と返事した。


 

今回のカルテットは、3月とはピアノとベースが入れ替わっていた。


 

前回のピアニストは、僕の中ではベストピアニストの一人である工藤隆さんだった。

 


ベースも九州を代表するベーシスト丹羽肇さんだった。


 


そして、僕が入れ替わったお二人の演奏を聴くのは今回が初めてだった。

 


それでも、JAZZ工房NISHIMURAのmilesマスターが選んだミュージシャンに間違いはなかったことを、ライブが始まれば納得することになる。



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ライブが始まった。

 

前回のライブの入りはいきなり物凄い勢いで襲いかかるような、美しくも獰猛な演奏だったのだが、今回はそういうロケットスタートではなかった。


 

しかしながら、温まりきってない客席ではむしろそれが心地よかった。

 


3曲目のオリジナルのブルースで、客席に一気に火が付いた。

 


あとはたき火やキャンプファイヤーと同じ。

 


燃えカスになるまで燃え続けるだけ(笑)


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以前、NISHIMURAでピアニスト工藤隆さんと飲んでいた時、かかったCDの一曲目の一音目で工藤さんはマスターに 「(ジョン)コルトレーンですか?」 と訊いた。



実際にそれはコルトレーンによる演奏だったのだが、その時に、一流のミュージシャンは自分の「音」を持っているのですね、という話になった。



 
今津さんも正にご自身の「音」を持っている。


 

その「音」というのは才能も確かに構成要素の一部であるのだろうが、それ以上に積み重ねに因るように思っている。


 

それは単純に音楽的な技術の習得のための練習の積み重ねということではなく、どういう人生を積み重ねてきたかということである。



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これから書くことは僕自身の感覚的なものでしかないため伝わりにくいことをご了承いただきたい。


道というのははじめからそこに存在していた訳ではない。

 

誰かが歩いてみて、それを繰り返しているうちに地面が固められ草が生えなくなったり、あるいは枝を折って通りやすくして開発していったりという繰り返しで初めて築き上げられるものだ。


 
演奏するにあたって、その「音」を通す「道」のようなものを各ミュージシャンは持っている(ように思う)のだが、今津さんが通る「道」はいまだに舗装も何もされてない「獣道」で、だからと言って裏街道でもなければ狭くて窮屈な道でもなく、トリッキーでもなんでもなく、正々堂々と「俺様」を貫く正統派の「獣道」だと感じた。


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今津さんは九州や韓国での演奏が好きだと、以前からご自身の日記の中でも書かれていた。


 
僕は今回のライブで、なるほどと感じた。

 

今津雅仁の「音」は「ノーガード」なのだ。

 

九州の人間は、やはり「ノーガード」の人が多い。

 

その共通した部分で共鳴することができるのかもしれない。

 


今津さんの「音」は「ノーガード」といっても、あけすかで品のないものではない。

 


そして「俺様」を貫く「王道」を通っているとしても、決してわがままで独りよがりの物ではない。


 

ただただ、正々堂々。

 


恐ろしくほどに潔い。

 


それが今津雅仁が積み重ねてきた人生なのだ。


 

僕はある人のことを思い出していた。

 


マイミクREY Sr.さんこと、ライターの林壮一さんである。



「金になるから描くのではなく、描きたいと心の底から思える題材しか描かない」


 

ただただ、正々堂々。


恐ろしいほどに潔い。


 

ライブのことに戻る。

 


今回のライブ、なぜだか僕は今津さんの中から「感謝」だとか「恩返し」といった感覚を強く感じた。




 
それは何に対するものなのかなと考えてみたが、推測して理解したつもりになるよりは、感じたままに受け取るだけの方が正解なのだと思う。

 

3月のライブでも感じたことだが、今津さんからは 生命力の塊=魂 を感じる。

 


魂を込めて全身から音を出す。

 



それでも、魂を削るという悲壮感はなく、むしろ吹けば吹くほどエネルギーを充電しているようにさえ見えた。

 


初共演のピアニスト北島佳乃子は、ライブの前半は演奏する曲にだけ一生懸命向かっているように見えたのだが、徐々に曲だけではなく共演者たちとも戯れるようになり、最後には演奏しながら楽しくてたまらないといった笑顔も見せた。



 
それは、デートにお弁当を用意して彼氏の大好物を料理している姿を連想させた。

 

北島さんの「音」を通す「道」は、僕が今までどのミュージシャンからも感じることがなかったもので、新鮮で純粋で、さらに積み重ねていくことでとても素晴らしいミュージシャンになるだろうなと思った。

 


ベーシスト間村さんの「音」は本当にアットホームな音だった。

 

ドラマー武本さんだけが3月のライブでもやっていたのだが、3月とは比べ物にならないほどに「道」が広がっていた。



 
音楽でも絵画でも演劇でも書道や料理でも、僕は技術的なことははっきり言って知らない。



 

常々言っていることだが、僕にとって素晴らしい芸術というのは、単純にガツンとくるかどうかなのだが、今回の今津さんのライブもしっかりガツンと来させてもらった。




「尖がってなきゃどこにも刺さらない。世の中にも人の心にも」

 


以前、誰かから聞いた言葉だ。

 


今津雅仁の演奏は心に、魂に響いた。

 


では、今津雅仁は尖がっているのか?

 


僕の答えはノーだ。



 
確かに今津雅仁はミュージシャンであり、表現者だ。

 


だが、それは投げかけ突き刺すという類のものではない。

 

ただ、ドアに鍵をかけないどころか開けっ放しにして 「いらっしゃ~い!!」 な状態なだけだ。

 


開けっ放しのドアから入って、こちらのドアも開ければ、最高に楽しい。


 

ライブ後、打上げにも参加させてもらった。

 

その席で、今津さんは武本さんに自分のやってる楽器以外の楽器との関わり方、映画など多ジャンルとの関わり方、刺激の受け方をアドバイスされていた。


 

積み重ね・・・


 


やはり「学問に王道なし」だ。


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以上です。


 
最後まで読んで下さった方に心より感謝の気持ちを送らせて戴きます。


  

有難う御座いました。



            






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日常生活そのものがアドリブです!



《切羽詰まってバンドマン!》






ペーソスに満ちた物語をユニークなタッチで描いて行った【実録小説/哀愁編】が無事終了。





現在は「日本ジャズ界の知られざるタブーに挑む!」という、未だかつて誰も書けなかった「新分野」に挑戦中!






※愛読者コメントより・・・


『心の底から笑える私の人生にとって何よりも貴重な日。


それは・・・


《切羽詰まってバンドマン!》の発刊日です!!』 





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by funky-ts-kr | 2012-02-21 08:53 | 素晴らしき仲間たち | Trackback | Comments(2)
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Commented by ぅわっつごーいのん at 2014-05-30 08:14 x
うーん、いいですねぇ。暫くライヴ鑑賞から離れていますが、今津さんの演奏は是非聴いてみたい、という気にさせる文章ですね。
Commented by funky-ts-kr at 2014-05-30 14:50
有難う御座いました!


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