Jazz日記 in 《日本ジャズ界の宝物》「K.O.JOE」を紹介するね!

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稀に出逢う心で演奏を聴くジャズファン。



俺のような不器用な音楽家にとっては涙が出そうな位に有り難い存在だ。



哀しいかな、本当に一握りの日本ジャズ界の宝。




でも、たったの一握りでも良い。



その宝物とライブ会場で出逢える幸せを俺は知っているから。




それは、何物にも替え難い大切な心の響きである事もね。




俺は、とても恵まれたジャズ人生を送っている。




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前置きが長くなったが・・・
 

音楽を心で聴くことの出来る、俺の貴重な心の宝物・・・

mixi マイミクの「K.O.JOE」さんが俺の演奏について書いてくれた日記から引用掲載させて戴く。
 

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【火の鳥】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1697422759&owner_id=542221



 

将来、日本が立て直すことができたら、僕は若い人たちにこう語り継ごう。


平成23年3月28日、僕は今津雅仁から‘力‘をもらった、と。



JAZZ工房NISHIMURAでの今津雅仁&工藤隆トリオのライブを観に行った。



こんなご時世にライブだなんて・・・



そういう声も聞こえてきそうだ。



その声は自分の中からも発せられている。



実際、今日は同僚5人とそのライブに行く予定だったのだが、2人は震災と原発関連の会合に出席することになりキャンセル。



もう一人はお子さんの発熱のため急にこれなくなった。




今津雅仁は二度引退している。



最後の引退の理由は交通事故による再起不能だ。



しかし、今津さんは1年半にも及ぶリハビリを経て復帰している。



そして最初の引退の理由は、阪神大震災でご家族を亡くされた精神的ショックであった。



今回の震災、今津雅仁とて何も感じてないはずはない。



いや、むしろ強烈な想いがあって然るべきだ。




だからこそ、絶対に聴かなければいけない気がした。




会場に着く直前、佐世保に転勤になった友人からメールが届いた。



昨日、佐世保イーゼルという会場で今津さんのライブがあり、そこに足を運んだこと。その演奏が素晴らしかったこと。



そして・・・今週末に結婚を控えた彼らカップルにミュージシャンたちが結婚行進曲を演奏してくれ、会場全体で祝福してもらった旨が記されていた。



そのメールで益々胸が高鳴る。





ライブが始まった。



いきなり五速(オーバーザトップ)ですか!?

演奏開始後10秒以内でそう思った。



車の運転同様、一般的にライブというのは一速(ローギア)から始まり、二速、三速、四速(トップギア)と順に加速していくように盛り上がっていく。




今津さんのライブは、エンジンキーを回してアクセルを踏むと、すでに五速のギアに入った状態にある。




それほど1曲目から爆発的に盛り上がっている。




今津さんの演奏からは先ず「鬼」という言葉が浮かんだ。




だが、徐々にそれが塊という字であることが分かった。




何の塊か?生命力の塊だ。




塊という字もよく見ると生命力の塊=魂という字であると気付いた。




魂の演奏でこちらの魂も揺さぶられた。




鬼という字はきとも読む。すぐに喜という字が連想された。

喜怒哀楽の喜だ。




今津雅仁の演奏には喜怒哀楽がふんだんに散りばめられていた。




ただし、スイカの甘みを際立たせるため塩をかける人がいるように、怒と哀は深く深くにたっぷりとあるものの、それによって喜と楽がより一層際立っていた。





単純に表面的な嬉しさや楽しさではなく、そこに隠された怒りや哀しみがあってこその深い深い喜びと楽しさであった。



それは経糸と緯糸の色が違う織物が、その糸の色の違いによってより一層表に出ている色が鮮やかに際立つことに似ている。





実力者ピアニスト工藤隆も今津さんに負けないパフォーマンスを見せた。 見た目に似合わぬ繊細さと、見た目通りの力強さ。





これほどのピアニストはそうはいない。





今回の今津カルテットは例えるとハンバーグのようだ。






軽快でいて重厚。





牛ミンチの今津雅仁、ポークミンチの工藤隆の二人が徹底的に主張しあいお互いの存在感を高めあっていく。





ベーシスト丹羽肇は相変わらず自己主張はしないのだが、ハンバーグに玉ねぎやパン粉などのつなぎは欠かせない。




丹羽さんは正にそのつなぎになっていた。




若手のホープドラマー武本さんも、将来有望だ。





今回の黄金戦士たちに揉まれたことで更なる高みに上っていくことだろう。





オリジナル曲、スタンダードナンバー、もバランスよく弾かれた。





オールディーズの名曲『LOVE ME TENDER』や『WHEN A MAN LOVE A WOMAN』は痺れた。





東方神起も歌っている『魔法の城』がまたかっこよかったなぁ。






一緒に行った同僚の一人は、第一人者ナベサダの演奏も生で聴きに行ったことがあるらしいが・・・


そこでは全く乗れず眠ってしまったと言っていたが、今日はずっと身体を揺らし、手拍子も止まなかった。




将来、日本が立て直すことができたら、僕は若い人たちにこう語り継ごう。




平成23年3月28日、僕は‘不死鳥‘今津雅仁から‘力‘をもらった、と。




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これを読んだ時、俺は言葉を失った。


 

そして、自暴自棄になっていた何年か前の事が脳裏を過ぎり・・・

 


そう・・・栃木県の古びた木造家屋に肉体も精神もボロボロになって一日中、布団から出ることさえ出来ずに・・・

 


何もかも失ってしまった、あの頃の事を。




『ああ・・・まさか栃木の山奥くんだりまで落ちるとは夢にも思わんかったなぁ・・・ハハ・・・こんな陸の孤島で一生を終えるとは・・・ふん!それも俺らしいかもな・・・』

 


まぁ、物の見事に一人ぼっちに成ってしまいましてねぇ・・・

 



殆どアル中の域にまで行ってました。




『自暴自棄』そのもの・・・何の為に生きてるの?

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一日が長くてねぇ・・・喜怒哀楽も無くなってたし・・・




退屈とも思わない・・・無為徒食・・・




たまに夜の酒場に出掛けては筋モンに絡んだり・・・




挙げ句の果てには、地元のヤクザを相手に大喧嘩ですわ。

 



何かしら心に引掛っる物があるのを自覚したく無かったのよ。





いくらボケていても・・・それが何で有るか位は解っていたしね。




俺の心の中に深く、そして明確に刻み込まれている物を無視するには酒で誤魔化すしか・・・





でも、それは無理だったけどね。



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その「厄介な物」やけど・・・



『くっそー!総てを失くしたはずやったのに・・・シャレに成らん物が残っとるがな!』


『全部キレイに失っていれば簡単に此の世とオサラバ出来たのに!・・・


よりによって音楽だけが残ってしまいよった!そんなモン残られても・・・


こっちは、困るだけの話やのに・・・



エエ加減にせえよー』





『手の震えは止まらん、真っ直ぐ歩くことも出来ん、視力はガタガタ、記憶は飛んだままで曲のメロディもコードも思い出せん、一体全体、こんな身体でどうしろと言うんや!』






俺は、無神論者やけど・・・『音楽の神様』の存在だけは信じてるんよ。




ところが・・・




音楽の神様がこれほど残酷なやり方をするとは思いもせんかったわ。






実際、心底、恨んだよ・・・『音楽の神様』の薄情さをね。


 


まぁ・・・色々とあったんよ。



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酒を断ったり、真面目にドッタラコッタラの話は退屈だろうから省くね!




まぁ・・・今年は、ジャズを続けていて本当に良かったと思える出逢い(人や出来事、それに・・・解るでしょ?)が有った。





俺にとって大き過ぎる存在だった博多の
佐藤羊一氏
が亡くなったのが
2007年。





俺は「窓口」は一箇所(一人)しか作らない主義でね。





九州に一歩でも足を踏み入れて演奏するなら、何をおいても先ずは佐藤羊一氏にキッチリ挨拶する。



佐藤さんに話が通らん時は九州には入らん(まぁ、当たり前の話やけど・・・)




それは、九州に限らず何処の土地でも同じやり方を崩さんかった。







佐藤さん亡き後・・・





『これで、九州の土地で演奏する機会も無くなってしもたなぁ・・・



第二の故郷ともお別れや!



ホンマに沢山の素敵な想いをさせて貰て・・・



何の恩返しもせんままやけど・・・



有難うね!



ほな、サイナラ!』



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俺のやり方を馬鹿馬鹿しいと思うだろう・・・




実際、面と向かって言われた事もある。



でも・・・


仕方ないのよ。


そういう生き方しか出来んのやから。



「損得」で生きれるほど俺は器用じゃないんでね。




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ところが・・・




ある日のこと。





俺と九州との縁が再び繋がった!

 





総ては・・・


去年、mixi を通じてマイミクになった九州は太宰府の
【Jazz 工房 Nishimura】
のオーナー西村彰氏との出逢いから始まった。





 

今年の3月、久しぶりに九州の土地で演奏することが出来た。



【Jazz 工房
Nishimura】



そして、何十年ぶりかで演奏した佐世保「いーぜる」

 

勿論、オーナーの山下光氏とも再会。


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そして、今日のメイン「日本ジャズ界の宝物」
いや、「俺の貴重な宝物」
であるK.O.JOEさんとの出逢いに繋がった訳ですわ。



 




ジャズと仲良くしてて本当に
良かったぁーーーー !!!

 
 








        おわり





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日常生活そのものがアドリブです!



《切羽詰まってバンドマン!》






ペーソスに満ちた物語をユニークなタッチで描いて行った【実録小説/哀愁編】が無事終了。





現在は「日本ジャズ界の知られざるタブーに挑む!」という、未だかつて誰も書けなかった「新分野」に挑戦中!






※愛読者コメントより・・・


『心の底から笑える私の人生にとって何よりも貴重な日。


それは・・・


《切羽詰まってバンドマン!》の発刊日です!!』 





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by funky-ts-kr | 2011-12-02 06:06 | 素晴らしき仲間たち | Trackback | Comments(2)
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Commented by ぅわっつごーいのん at 2014-05-30 09:05 x
引用された文面には、正直言ってちょっとくどい印象を持ちましたが、その後の、今津さんご自身の話に、何か心に響くものを感じました。

 様々な辛い体験をされながらも(されているからこそでしょうか‥)、今「幸せ」だと語れる、そんな方の演奏を是非聴いてみたいという気持ちになりました。
Commented by funky-ts-kr at 2014-05-30 14:51
有難う御座いました!


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